鈴木エイト氏との「再戦」は不可能?ネットで次々暴露される竹田恒泰氏の旧統一教会「浅からぬ関係」と過去の“不敬”差別発言

2023.11.01
by kousei_saho
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「思う壺」ならぬ「思った通り壺」という表現がピッタリと言えやしないか。10月15日に放送された『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に出演し、ジャーナリストの鈴木エイト氏と激しい「ののしりあい」を展開したことが各メディアで取り上げられ話題となった、作家の竹田恒泰氏。

この騒動をきっかけとして、竹田氏と旧統一教会の「関係」がX(旧Twitter)などで次々と暴露される事態となったが、過去の言動などを鑑みるに、教団の擁護に止まらず、彼自身が旧統一教会と同じ思想の持ち主である可能性が高くなってきている。「明治天皇の玄孫」を自称する竹田氏も、いよいよ年貢の納め時なのかもしれない。

『そこまで言って委員会NP』で見せたうざ絡み

話題となった『そこまで言って委員会NP』の鈴木エイト氏への「言いがかり」、事の次第はこうだ。

番組が推薦する書籍『「山上徹也」とは何者だったか』の著者として登場した鈴木氏に対して開口一番、「違和感しかない。関係ないのに一生懸命関係を作っていってジャーナリストとしての名声を立てていこうというアグレッシブな軌跡を歩んでいるように見えます」と、その内容を全否定した竹田氏。

さらに「(著書で)彼のような悲しい存在を生まないために、って言ってるのに、第二の山上が現れましたよね」と、山上容疑者の動機の報道が岸田首相襲撃事件の引き金になったと主張するが、これに対する鈴木氏の「「今おっしゃっているようなストローマン論法、思う壺論って出尽くしてるんですよ。それは全く根拠のないことで」という反論が竹田氏に火をつけてしまったようだ。

安倍元首相と旧統一教会を擁護しているようにしか思えぬ竹田氏

お得意の早口で、やはり山上被告の動機は報道すべきではなかったとの持論を展開する竹田氏。これを鈴木氏が「少し黙りなさい」と声をかけるも彼の耳に届くはずもなく、最終的には番組MCが使用するゴングを鈴木氏が叩き「うるさい!ちょっと黙れよ!」と怒鳴りつけようやく静止と相成った。

しかしその後も竹田氏は鈴木氏のコメント中に大声で自説を被せるなど討論番組としての体を成さなくなり、ついには竹田氏のうざ絡みに鈴木氏が「あなたに興味無いんで」と返す始末。これに激高し「言うな!」と叫ぶ竹田氏に、「お前が言うな」と睨みつける鈴木氏の横で女性MCが、「みんな正しい言葉遣いで冷静な議論を」とし、2人のバトルは終了した。番組を通して竹田氏は安倍元首相と旧統一教会を擁護しているようにしか思えず、しかもその論理展開はかなり苦しものがあった。

「ツボというツボ」に登場

番組放送後、ネット上は賛否両論が飛び交う状態に。Xには、竹田氏と旧統一教会の蜜月ぶりを示す証拠が多数あげられる事態となった。



旧統一教会と繋がりが深いと言われる団体での講演、文鮮明氏が創刊したと言われる日刊紙「ワシントン・タイムズ」紙への登場、さらには旧統一教会の機関紙とも囁かれる「世界日報」にメッセージを送るなど、「ツボというツボ」に登場している。

7年前の「朝生」で連発していた差別的な発言

そんな竹田氏、過去を遡って確認してみると、かなり危うい発言が多い。例えば2016年8月26日深夜に放送された『朝まで生テレビ!』では、上皇陛下の「生前退位」について、畏れ多くも一代限りの特別法で対処し、皇室典範には手をつけるべきでないと主張。しかもその根拠として、「昭和天皇が晩年なぜ天皇として見られていたのかといえば、ベッドのなかで祈り続けていたからです」という妄想をあげるというトンデモぶり。

さらに「女性天皇」について反対をとなえ、「女性宮家の旦那っていうのはどこの馬の骨かもわからないじゃないですか」「はっきり言います。天皇というのは血以外の何物でもない」「天皇というのは血統の原理なんです。これを変えてしまったら皇室が終わります」と差別的な発言を連発。司会者に「血の原理はわかった。だったら女系でもいいじゃない」という問いには、「それは血の原理じゃないんです」と、女性は血統に入らないと主張した。

隠しきれない自身の「野望」

そして、“天皇血”にこだわると言いつつ、上皇さまの孫である愛子さまをさしおき、70年も前に皇籍離脱をした旧宮家の10親等以上離れている赤ん坊を養子に迎えろとも主張。これには竹田家も含まれると思われるが、やはりこの御仁、よほど皇族に恋い焦がれているらしい。

ネット上で「皇族になりたいマン」と揶揄されている竹田氏だが、それは本音なのだろう。そんな夢の実現の為なら、「皇居の二重橋を自分の手で壊そうと思った」という文鮮明氏が創設した旧統一教会にも魂を売れば、安倍元首相の擁護にも全力を尽くす。かようなさまざまな「不都合な真実」が暴露され始め、突っ込まれどころ満載となってしまった竹田氏に、鈴木エイト氏と再び舌戦を繰り広げることなど可能なのだろうか。

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