『日刊ゲンダイ』には復帰作での相手役選びに困難を極めるだろう…とも書きました。
マネージメントする側から見れば、散々流出した乱痴気騒ぎをする動画や麻薬取締法違反容疑で逮捕、執行猶予明けの女優との共演は危険分子以外の何ものでもないと思うはず。
ヘタをすれば沢尻と共演したばっかりに自分にも降り注ぐ火の粉に、CMやスポンサーとの契約を打ち切られる可能性さえ無きにしも非ずです。
復帰作の共演は伊藤英明、高橋務、青木さやか、清水葉月…このキャスティングから、エイベックスと他の複数の大手芸能プロダクションとの深い交流関係が透けて見えるようでもあります。
伊藤からは、やはり共演者に困難を極めた『レジェンド&バタフライ』のキャスティング会議の中身がおぼろげながら見えてくるような気がします。
ベテラン芸能マネージャー言うところの“困ったときの伊藤英明”はどうやら間違いなかったようです。
もうひとり、原作通りならブランチが再起を図ろうと再婚する相手、ミッチ役に高橋がキャスティングされていることにも注目です。
高橋は、沢尻が『人間失格~』で共演した小栗旬が新社長に就任した『トライストーン・エンタテイメント』所属の舞台を中心に活動する役者です。
これにより、小栗が沢尻の復帰に“好意的”なのが見えてきます。
松浦会長にも大きな貸しを作ったことも…。
もしかしたらガーシーこと東谷義和被告の裁判が無ければ、同事務所の綾野剛をミッチ役に推していたのかも…なんて私は勝手に想像しています。
来年2月、約1週間の東京と4日間の大阪の『欲望という名の電車』舞台は、一体どんなメンバーが客席に座り鑑賞するのか、また沢尻はどんなブランチを見せるのでしょう。
“復帰する資格を得た”と思っている沢尻のお手並み拝見といきましょうか…。
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
ブログ:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
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