我が家でも夫婦で年に一度くらい、ちょっとした言葉の行き違い、言い過ぎで嫌悪な関係になることがあります。そうなると夕食中にお互い一言も話しません。ま、ダイニングにブリザードが吹き荒れるわけですよ。ここまではどこの夫婦でもあるあるなんでしょうが、我々夫婦はその後に、その日のうちに、どちらからともなく、
- さっきの態度なんだけどさ、ちょっと話し合いをしたいんだよね
みたいな感じで、なぜこんなことになったのかを、包み隠さず、言いたいことをガマンせずに、お互いが吐露するのです。その上で、お互いが歩み寄れるポイントを模索するのです。たいてい1時間も話し合ったら、そこでスッキリするというか、お互いに思っていたことが共通認識になるので、それ以上揉めるという話にならないんです。
これを多くの問題を抱えるご夫婦はやらないんですよ。それは怒りのマグマが体内に蓄積されるということで、それが何度も繰り返されると、いつの間にか
- どうせあの人には話をしてもムダ
という認識が定着して、そのことがさらに会話の数を減らすことに繋がるんです。
夫婦仲が冷え切っているところって、共通点は重たい話、真面目な話を、穏やかに、建設的に話し合えないところがあるんです。その原因は、ほんの小さなイザコザの時に、解決するまで話し合いをしなかったからです。
まだ会話があるご夫婦におかれては、このことを正しく理解して、小さな波の時に収めるということを意識して欲しいと思います。
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