マンション管理士がスカイツリーからの眺めで絶望的な気持ちに襲われた訳

 

本当は、自宅マンションの不動産価値を云々言うのは、もうやめにしたいと思いました。自分の住んでいる地域を、マンションを、より住み心地のいい場所にしたい…そういう気持ちがあれば、それでいいじゃないか…と。高齢者の超高齢化も、そんな気持ちを後押ししてくれます。

現役時代は、マンションの資産価値を高らかに言っていた方が、高齢になられて、人の持つ信念や人を思う心に惹かれていく様子からも分かります。私も、今、人の持つ心の温かさに惹かれます。そして、少しでも、地球温暖化を防止しようと思い、次の世代の人の温かさを育てようと思う人たちに心惹かれます。

ChatGPTのAIチャットサービスがどんなに発達しても短期的な損得、合理性とは違った人の心の動きまでは、つかめないのではないかと思います。でも、そのうち、それも含めて理解できるAIが始動するのでしょうが。

自分たちの不遜さを思い、次の世代に、少しでも温かいものを残したいという気持ちが大事だと知らされました。私には、東京スカイツリーの天望回廊(450m)から見た、あの怖さを感じた景色が忘れられません…。

image by:Foodforthoughts/Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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