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木村拓哉の弟というだけで「不倫トラブル」報道、櫻井翔の弟であるが故に「電通入社」報道…有名芸能人に感じる“運命の性”

女性週刊誌が報じて話題となった、元SMAPの木村拓哉の実弟で元アメフト選手、通称「キムサク」氏が不倫トラブルを抱えているという報道。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、この報道を受けて、かつて嵐の櫻井翔の実弟・修氏を追いかけていた頃の「思い出」が蘇ってきたと語ります。

木村拓哉、櫻井翔、羽生結弦が併せ持つ“運命の性”

ちょうど1週間前、『週刊女性PRIME』が木村拓哉の弟で元アメリカンフットボール日本代表選手でもあった“キムサク”こと木村俊作氏の不倫トラブルを報道、ベテラン芸能記者たちは大いに盛り上がりました。

“キムタクに弟がいる!”と注目を集めたのは、最高視聴率が40%超えした『ビューティフルライフ』オンエア時で、当時キムサクが在籍していた日本体育大学アメフト部の練習場には“キムタクの弟”目当てにたくさんの女性たちが集まっていたのを記憶しています。

日体大を卒業したキムサクはアメフトのクラブチームである『アサヒビールシルバースター』に所属、川崎にある練習場にはやはり女性たちが詰めかけ、スタッフがセキュリティに四苦八苦していたこともありました。

キムサクは約20年前、ある週刊誌のインタビューで「どこに行っても“キムタクの弟”が付いてまわり親も自分もいい迷惑でしかなかった。“キムタクの弟”としてしか見られないのが悔しくて突っ張ってきた」と答えていました。

自分とは関係のないところで名前だけが一人歩きしていたのでしょう、キムサクを追いかけることでキムタクと疑似恋愛しているような錯覚に陥っていた女性たちもいたのかもしれません。

キムサクの名前を久々に聞いた私が頭の中にすぐ思い浮かんだのは『嵐』櫻井翔のことでした。

櫻井にも慶応大学ラグビー部だった実弟、修氏がいるからです。

特に私は修氏が大学在籍中当時、独自の取材として定期的に彼の周辺をチェックしていたのです。

修氏は名門ラグビー部の“セカンド・チーム”でしたが、練習試合ではスクラム・ハーフとして頻繁にその勇姿を見せてくれていました。

キムタクの弟はアメフト、櫻井の弟はラグビー…そんな共通点でキムサクの名前から修氏を思い出したわけです。

修氏の練習試合には必ずと言っていい程、13歳年上でトップ・アイドルの兄・翔の姿がありました。

慶応ラガーマンの弟を、何とか少しでもトップ・レギュラーとしてプレーさせたいという思いは、スタンドから遠巻きに翔を見ていてもその胸の内が伝わってくるようでした。

伝統の一戦と言われる早慶戦や明慶戦で、秩父宮のグランドで走り回る姿を見たいと願うのはラグビーをやっている者の家族として当然の思いでしょう。

そんなある日、慶応“セカンド・チーム”の練習試合を見た私は、2時間後にテレビの音楽番組生放送で『嵐』の『愛を叫べ』を見聞きしたことがありました。

歌詞は“マドンナ”と表現されていますが、愛する弟の、ついさっきまで走り回っていた修氏の姿がオーバーラップして、思わず目頭が熱くなったのを、あたかも昨日のことのように憶えています。

トップ・アイドルの弟が体育会系という共通点が2年前、重なったことがありました。

キムサクが突如現役復帰を公表したのです。

新たに在籍することになったチーム名は“電通キャタピラーズ”、修氏が電通に 入社して4年目のことでした。

“櫻井パパ”こと翔と修氏の実父である桜井俊氏が電通の副社長だったことを考えれば、いくら疎遠になっていたキムタクとキムサクだったとしても、何らかのやり取りがあったことは想像に易いですよね。

私の頭の中ではー

「翔、悪いけど弟のことヨロシクな」
「木村クン、オヤジの会社がアメフト部を強くしたがっているんで協力していただけませんか?」

なんて妄想が広がりますが…。

『週刊女性PRIME』の報道について、キムタクが“ざけんじゃねえよ、迷惑なんだよ”なのか“何やってるんだ、心配かけやがって”なのかは知る由もありません。

ただ羽生結弦のたった3ヶ月の結婚生活にみるように、トップ・アイドルやトップ・アスリートの私生活は、その本人が神格化されればされるほど周りにいる人間たちには得も言われぬ影響が出てくるのは必須です。

修氏は電通入社に父・俊氏の名前を散々報道され、その後某有名老舗デパートの社長令嬢と結婚したことも、兄が『嵐』櫻井翔であることで大きく報道されました。

キムサクの報道も、兄がキムタクであるがゆえに公になったわけで…“運命の性”を感じてしまいます。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 遊戲基地 / CC BY 3.0

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