3度目の「蒙古襲来」を阻止して我が国を救ってくれた、日本の恩人「ベトナム」の功績

Row of Vietnamese flags fluttering in the park on sunny day . Selective focus.Row of Vietnamese flags fluttering in the park on sunny day . Selective focus.
 

今年は日本とベトナムの国交樹立50年の節目にあたります。しかし両国にはもっと古くからの因縁があるようです。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では国際政治経済学者の浜田和幸さんが、日本とベトナムの知られざる歴史を明かしています。

日本とベトナムの知られざる深い因縁

ぶっちゃけ、ベトナムのトゥオン国家主席は夫人を伴い、岸田首相や天皇皇后両陛下との懇談を通じて、今まで以上に日本とベトナムの関係強化に取り組んでいます。

今年は、両国が国交を樹立して50周年となるため、同主席は日本の国会でも演説を行いました。

これまでも両国は経済、文化の交流を重ねてきていますが、今回の来日によって「包括的戦略パートナーシップ」に格上げすることが決まりました。

その結果、ベトナムにとって日本はアメリカ、中国と並ぶ最上位の位置づけになったわけです。

ベトナムでは人口増加が続き、この10年で1000万人以上の増加がみられ、人口1億人突破も目前です。

有望な市場であることは間違いなく、日本企業も2000社以上が進出しています。

また、在日ベトナム人も50万人を超え、留学生の数では中国人を追い抜きました。

とはいえ、日本とベトナムの関係は、歴史的にもっと深いものがあります。

例えば、13世紀蒙古が日本に2度に渡って襲来しました。

台風のおかげで蒙古軍の船は追い返されましたが、蒙古は3回目の襲来を目論んでいたようです。

それを阻止したのは、ベトナムの介入があったからです。

更にいえば、1905年バルチック艦隊がカムラン湾に寄港し、燃料を補給したのち、日本に向かいました。

有名な日本海海戦で日本は大勝利を得るのですが、その知られざる勝因のひとつは、ベトナムがバルチック艦隊に提供した石炭に泥を混入していたのです。

そのため、バルチック艦隊は思うような動きが取れず、日本の大勝利に繋がったわけです。

ぶっちゃけ、日本はベトナムに感謝すべき歴史的繋がりを有しているのです。

この記事の著者・浜田和幸さんのメルマガ

購読はこちら

image by: andyan1992 / Shutterstock.com

浜田かずゆきこの著者の記事一覧

かつて人気を博したニッポン放送オールナイトニッポンの「世界びっくりニュース」を彷彿とさせるべく、フランクな語り口で、知られざる内外の『ぶっちゃけ話』をお届け致します。

例えば…
「爆買い」中国人観光客を上回る金額を日本で消費している国がある!?
「発明王エジソン」の遺言を頼りに、無料の無限エネルギー開発に成功した企業がある!?
「不動産王」にしてアメリカ大統領候補トランプ氏に、北方領土問題解決の秘策あり!?
…その他耳よりの情報が満載!

有料メルマガ好評配信中

  メルマガを購読してみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』 』

【著者】 浜田かずゆき 【月額】 ¥550/月(税込) 【発行周期】 毎月 第1〜第4金曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • 3度目の「蒙古襲来」を阻止して我が国を救ってくれた、日本の恩人「ベトナム」の功績
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け