サンド富澤「M-1」容赦なきブッコミにナイツ塙は真顔でドン引き、スタジオ氷結。あの「後輩ドッキリ炎上事件」蒸し返しはアリかナシか?

2023.12.25
by kousei_saho
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24日、テレビ朝日系で生放送された「M-1グランプリ2023」。平均世帯視聴率は関東地区が17.2%、関西地区が28.0%の高視聴率を記録した漫才頂上決戦は、「令和ロマン」が「さや香」「ヤーレンズ」との最終決戦を制し、歴代最多のエントリーとなった8,540組の頂点に立った。すべての若手漫才師が目標とする同グランプリは毎年大きな話題となるが、今年は審査員を務める「ナイツ」の塙宣之が若手コンビ「ミーナ」に仕掛けた、「M-1決勝に確実に進める権利を確約する」というドッキリが壮大に炎上するという「やらかし」があったため、塙に対しても視聴者の興味が集まった。そんな中にあって番組オープニングで松本人志に軽く騒動について触れられた塙は、神妙な面持ちで噛みながらもその場をしのぎ本番がスタート。しかしこのあと、時間差でサンドウィッチマンの富澤たけしが「ミーナ炎上騒動」をぶっ込んでくるとは、誰一人として想像はしていなかった。

M-1絡みの「八百長」ドッキリを仕掛けるという悪質さ

ユーチューブチャンネル『ナイツ塙会長の自由時間』の企画として、ホリプロコム所属の若手お笑いコンビ「ミーナ」に対しM-1絡みのドッキリを仕掛けた塙。「漫才協会vs吉本興業」という構図を作りたいM-1サイドが今年から設定した決勝戦の「漫才協会枠」への進出権を、ニーナに確約するという悪質なドッキリが、事務所全面協力のもとスタートしたという。

かような「八百長」とも言えるオファーを受け入れたミーナの2人だったが、予選2回戦であえなく敗退。「決勝進出」を約束されていたはずが追加合格もなく彼らは激しく動揺したと言うが、本来はミーナが敗退した時点でドッキリの趣旨を打ち明ける予定だった塙は、「ネタばらしするタイミングがなくて」という理由で放置していたという。その後しばらくしてミーナの2人を呼び真相を洗いざらい話したところブチ切れられたと、パーソナリティを務めるラジオ番組で塙が語っている。

このドッキリに対して、ネット上には批判が殺到。「ドッキリ?イジリ?いや、パワハラ事案でしょ」「塙って漫才協会会長じゃなかったっけ?それがこんな酷いことをするとはねぇ」「コレはダメだろう。芸能界引退したほうがいい」等の厳しい言葉がポストされる事態となり、中には「頼むから審査員降りてくれ」「流石に今年は審査員降りるべき」と、M-1審査員の降板を迫る書き込みも多数見られた。

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松本のジャブに噛みながらもボケ封じの謝罪

それだけに「塙は当日、欠席するのではないか」と、番組はオープニングから注目を集めていたのだが、早速松本人志が「いやー、塙が休まなかったねー。何があったんかなと思って僕もヤホーで調べたんですけど」ジャブ。このイジりに対して「すみません、爆笑の前にネットがばく…爆発してしまいまして」と、噛みながらも神妙な表情でボケを封じて謝罪した塙はその後、繰り広げられる若手たちの熱いお笑いバトルに、審査員としての職責を果たしていた。そのままつつがなく進行すると思われた番組だが、「異変」が起きたのは中盤だった。

サンド富澤の「ぶっ込み」に真顔でドン引きの塙

それは、敗者復活戦から勝ち上がってきた「シシガシラ」のネタ後、彼らが暫定2位となった時のことだった。同じく審査員を務めるサンドウィッチマンの富澤たけしが、「僕の情報だと…敗者復活は漫才協会のミーナだったんですけど、違ったんですか?」と、いきなり塙のミーナ騒動にぶっ込みをかましたのだ。これに塙は真顔でドン引き。スタジオも一瞬凍りつきおかしな空気となってしまった。

この件について、バラエティ番組の制作経験もある業界関係者は以下のように語る。

「松本さんがオープニングで炎上事件にツッコミを入れたのは誰が見ても“お約束”ですよね。富澤さんのあの発言については意見が分かれるところですが、私の見立てでは富澤さんの“芸人の矜持”の現れではないかと。あの席についてドッキリ炎上騒動に触れないのは芸人としてどうなんだ、という思いからのぶっ込みだと受け取っています」

愛あるボケなのか、はたまた悪意ある嫌味なのか。ネット上では、この富澤の時間差ぶっ込みに対して賛否の声があがっているのは事実だ。ともあれ「令和ロマン」の髙比良くるま、松井ケムリの両氏には最大限の賛辞を送りたい。

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