なぜ、時間と金を無駄にしてでも「ハズレな本」を読み漁ったほうがいいのか?

 

本選びも同じで、自分で選んでハズレを引いたら損をした気になるわけ。しかしここに、私のような確かな目を持ったガイドがいて、この本は面白いから読んでご覧って言われたら何が起こるのか。自分のセレクション力と私のそれを比較するわけですね。そして自分の能力の方が上だと考えるのなら、自分の眼力を使って本を選ぶわけ。しかし自分の能力の方が下だなと考えるのなら、ここで損をしたくないという力学が働くので私のセレクションに乗ろうとするわけです。

これを続けているとその人はどうなるのかというと、

  • 永遠に私の眼力に追い付くことがない

ということになるんです。だって一度も私と勝負をしていないどころか、勝負の時に負けを認めてしまうんですから。その結果どうなるのかというと、永遠に私のオススメに振り回されることになるんです。それって本選びに於いての主体性がないじゃないですか。

そんな思考習慣の人が、他者を引っ張るような立場になれると思いますか?いつも自分の足で立たず、誰かに支えてもらわなきゃならないような人が、今の資本主義の世界で真の自由を手にできると思いますか?

たかが本選びで大袈裟だなぁと思います?たかが本選び程度のことで、自分の能力を立ち上げで、面白い本を選ぶ、他の人に役に立つ本を選ぶことができず、金魚の糞のように(損をしたくないからという理由で)人の意見に振り回されているような人が、他の領域のことで他者の上に立てるようになれると思いますか?

ここのマインドチェンジは非常に大切なんですよ。この程度のことで、損をする覚悟で(実際に何度も損をした気になるんですけどね)自分で良書を見つけ出すという意志を立ち上げられない人は、何をやってもショボい人生になると思いますよ。

私も多くの先輩諸氏に面白い本を教えていただきました。そのうちのいくつかは良書リストにも反映されています。は?なんだよ、お前だって人の情報をアテにしているじゃないかって?全然違いますよ。

私は誰かから面白い本を紹介されたら、その時にちょっとだけ悔しい感じがするんですよ。そしてこの人に今度は自分が見つけた面白い本を紹介して、キャンと言わせてやるって思うんです。その人に合った面白い本、良書を状況に応じてスッと紹介できる人って、カッコ良いなと思っていたので、絶対に自分もそうなりたいと思ったわけです。そのためには、人から紹介された本を読んでいるだけじゃダメだってすぐに気付いたの。

そこで自分なりに面白そうな本を選んで買って、でも読んでみたらクソな本で、ということを何度も何度も繰り返して、面白い本の見つけ方が少しずつ分かって来たの。そうなるために必要な思考は、いつでも自分なりの方法論を模索することなんですよ。実はそれこそが資本主義社会で幸せになる方法なんです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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