ChatGPTはどう質問をしたら有益な情報を教えてくれるのか?

 

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

ChatGPTがビジネスにもたらした変化

・「『80点』が合格ラインでなくスタート地点になる」

・「あらゆる物事は個別化していく」

・「正解主義から修正主義へ」

これからChatGPTが「あたりまえ価値」までやってくれるようになると、僕たちはみんな「ワクワク価値」という土俵で勝負することになります

ChatGPTを先生にすれば、教科の内容でわからないところがあっても、「ちょっと難しいから、小学校2年生でもわかるように説明してください」と尋ねれば、何度でもわかるまで説明してくれます

これまで僕たちは、階段の幅に自分を合わせなければなりませんでした。でもChatGPTを使えば、自分に合わせて階段の幅を変えられるようになります

こんな力を持っている人は、修正主義の社会で活躍のチャンスが広がります。

「これ好き!」「面白い」を発信できる人

「だってやりたいんだもん」と言い切れる人

「ざっくり→じっくり」ChatGPTで壁打ちする5つのステップ

1 まずはざっくり

2 問題を小分けにする

3 打ち手を考える

4 絞り込む

5 じっくり質問を繰り返す

ChatGPTは、正解を検索するツールではなく、対話(チャット)しながら新しいものを一緒につくっていく「共創」のツールです

最初に「ざっくり」聞くと、ChatGPTはなるべく多くの人に当てはまりそうな「ざっくり」した回答を返してきます。そこに前提と制約条件を追加していくと、より望ましい回答に近づいていきます

制約条件の例 ※一部紹介

・回答数を設定する

・文字数を設定する

・用途を設定する

そもそも「頭の良さ」とはなんでしょうか。いろいろな要素がありますが、シンプルにいうと「引き出しの多さ(知識量)」と「つなげる力(=推論力)」ではないかと思います

叩き台を速くたくさんつくれることのメリットは、多方面からアイデアがもらえるということ

AIが最後まで持てないのは「飛ぶ力」(論理的思考力や合理性によって導き出された答えから「飛ぶ力」)

「ないものを埋める」から「ほしいものをつくる」へ

これからの個人の生き方やキャリアに示唆を与える、有用な本だと思いました。

ちらっとではありますが、生成AIの活用法についても触れており、こちらも良いヒントになると思います。

個人的には、ChatGPTに質問する際の「前提」と「制約条件」の設定方法が勉強になりました。

ぜひ、読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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