ChatGPTなどの生成AIが普及した今、個人の仕事やキャリアはどう変わってしまうのでしょうか。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが紹介する一冊には、ChatGPTの使い方も含めて詳細に書かれています。
【生成AIで変わる仕事・キャリアの常識】⇒『努力革命』
『努力革命』
尾原和啓、伊藤羊一・著 幻冬舎
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、生成AIが普及した時代に、個人の仕事・キャリアがどう変わるか、努力のあり方がどう変わるかを述べた、興味深い論考。
著者は、マッキンゼー、Googleなどでキャリアを積み、人工知能を専門とする尾原和啓さん(代表作:『プロセスエコノミー』)と、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長で、ベストセラー『1分で話せ』の著者、伊藤羊一さんです。
『1分で話せ』
著者らは、ChatGPTの登場によって起こったのは、「努力革命」であると喝破し、このゲームチェンジの概要を述べていきます。
・「80点」が合格ラインでなくスタート地点になる
・あらゆる物事は個別化していく
・正解主義から修正主義へ
そして、これまで専門家の専売特許と思われていたあらゆるスキルについて、生成AIが再現可能になる現実を述べています。
・「頭の良さ」はコピーできる
・「経験」はコピーできる
・「センス」はコピーできる
では、生成AIを用いて、われわれはどのような努力をすればいいのか。何が付加価値になるのか。
著者は、そのための生成AIの使い方、人間だけが創造できる付加価値について述べていきます。
ChatGPTを使いこなすための「前提」と「制約条件」の設定方法については、ぜひ読んでおくといいと思います。