「子どもを叱っちゃダメ」という風潮は悪。現役小学校教師が改めて説く“叱ることの重要性”

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前回の記事で、子どもを叱ることの重要性を語り大反響を呼んだメルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教師の松尾英明さん。今回も引き続き、子どもを叱ることがどれだけ大切なのかを話しています。

【関連】「叱らない」は、もうやめませんか。“温室”状態の学校教育を受けた子どもたちの悲しい末路

好きでない人は、怒っちゃあかん

前号に続き、叱るということの大切さについて。

タイトルは、私が近しくさせて頂き、敬愛する経営者の方の言葉。

好きでない人は、怒っちゃあかん。

相手のことを好きでないなら、怒ることは誤りとなる。

とても近い言葉が、師の野口芳宏先生の言にもある。

愛があるから、叱るのだ。

(引用文献:『心に刻む日めくり言葉教師が伸びるための 野口芳宏 師道』野口芳宏著 さくら社 2011  )

結局、行き着くところまで行き着く指導者の結論は、同じということである。4大聖人と呼ばれる人々の行き着く原理原則が同じということも、当然である。

真理は、結局、一つである。叱るとは、否定による生産である。

叱ること自体を否定する書籍は売れる。大多数は、否定されることが嫌いだからである。

実際、叱りすぎの人もいる。単なる個人的な利害のために叱る人である。

「お前のせいで私の名誉や利益が傷つけられた」

「私に恥をかかせて!」

という下種(ゲス)な類のものである。

これはいけない。愛がないし、相手のことを好きではないのが丸わかりである。

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