6月27日に行われた共和党のトランプ前大統領とのテレビ討論会で「醜態」を晒し、身内の民主党内から選挙戦撤退を求める声が上がる事態となっているバイデン大統領。しかし現在のところバイデン氏は「選挙戦の継続」を明言しています。その裏にファーストレディのジル夫人の存在を上げるのは、国際政治経済学者の浜田和幸さん。浜田さんは自身のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』で今回、ホワイトハウスのスタッフも頭が上がらないというジル夫人の辣腕ぶりを紹介。さらにバイデン氏が絶対に選挙戦から撤退できない理由を明かしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:バイデン大統領を自由自在に操るジル夫人こそ真の大統領!
バイデン大統領を自由自在に操るジル夫人こそ真の大統領!
ぶっちゃけ、6月27日のバイデンvsトランプのTV討論会はトランプ氏の圧勝に終わった感があります。
高齢のせいか、はたまた認知症が進行しているせいか。バイデン氏の言動は精彩を欠いたものでした。
顔色も悪く、途中でせき込むなど、「ゾンビー大統領」と命名されたくらいです。
これを見て、アメリカ国民の大半は「バイデン氏では11月の選挙に勝てない」と判断したに違いありません。
しかし、ファーストレディのジル夫人は全く違う反応でした。
討論会が終わると、同夫人はバイデン氏の手を握りながら「素晴らしかったわ。全ての質問にとても上手に答えていたわね」と褒めちぎったのです。
あたかも母親ができの悪い息子に接するかのようでした。
バイデン氏はほっとしたような表情を見せ、甘えん坊の息子そのもの。
実は、拙著『世界のトップを操る“ディープレディ”たち』(WAC)でも「認知症バイデン大統領の“アゲマン”ジル夫人の蛮勇」と紹介したように、バイデン氏にとって最大の頼みの綱はジル夫人です。
彼女は大学教授ですが、バイデン氏の指導教官であり、同時にボディガードでもあります。
これまでも大統領専用機の中で、バイデン氏に代わって膨大な資料に目を通し、訪問先での会談の進め方を夫にアドバイスしていました。
72歳のジル夫人は81歳のバイデン氏に代わって、ホワイトハウスを牛耳っていると言っても過言ではありません。
ホワイトハウスのスタッフもジル夫人には頭が上がらない模様です。
そして、これまで国民やメディアを思うように操ってきました。
最新号の『Vogue』誌でのインタビュー記事でも、ジル夫人がバイデン氏を見事に操っていることが読み取れます。
曰く「ジョーは私といると奇跡が起きるのよ」。
先のTV討論会の出来の悪さは全く意に介していないわけです。
民主党内からも「バイデン交代説」が出ていますが、ジル夫人が目を光らせている限り、タダでは選挙戦から辞退することはあり得ません。
なぜなら、そうなれば息子のハンター・バイデン氏がお縄になる可能性が高いからです。
他にも、バイデン一族の違法行為が罪に問われることは避けられそうにありません。
そうしたリスクを回避するには、大統領職に留まるか、免責特権を得るしかないのです。
ぶっちゃけ、そんな「ディープレディ」の前代未聞の駆け引きが水面下で進んでいるのが、現下のアメリカ政界の舞台裏に他なりません。
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