6月16日に県議会選挙が行われ、23日には「慰霊の日」を迎えた沖縄。名護市辺野古では米軍基地移設のための埋め立て作業が政府により進められていますが、本土に住む国民の関心は決して高いと言えないのが現状です。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、沖縄国際大教授が沖縄を巡るさまざまな問題を解説したラジオ番組の内容を文字起こしし掲載。私たちが知るべき「沖縄の今」を誌面で紹介しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:沖縄の今
沖縄慰霊の日、県議選の低投票率、辺野古の基地問題。私たちが知るべき「沖縄の今」
今週の「前口上」は、6月16日(日)に投開票が行なわれた沖縄県議選について書くと予告しましたが、すでに報道され尽くしている沖縄県議会でのパワーバランスの変化や、玉城デニー知事による今後の県政運営について、あたしが今さら書いたところで、この問題に興味のない人には読んでもらえないだろうし、興味がある人も食傷気味になると思いました。
それで、どんな切り口で書けば多くの人に興味を持ってもらえるかと考えていたら、6月21日(金)の文化放送『長野智子 アップデート』の「ニュース アップデート」のコーナーに、沖縄国際大学の前泊博盛(まえどまり ひろもり)教授が電話出演したのです。
沖縄県の宮古島に生まれ、琉球新報の記者として27年間を勤め上げた前泊教授は、外務省の機密文書をスクープして「日米地位協定」の不平等の源流を明らかにした記事で、早稲田ジャーナリズム大賞、日本ジャーナリスト会議大賞、日本新聞労働組合連合ジャーナリズム大賞特別賞を受賞するなど、他にも複数の受賞歴があります。
常にジャーナリストの目で「沖縄の今」を見つめて来た前泊教授は、今回「23日の沖縄慰霊の日について」「16日の沖縄県議選について」、そして「辺野古の基地問題について」と、今、あたしたちが知るべきことをとても分かりやすく、とても的確に解説してくださいました。長野智子さんと「びんさん」こと鈴木敏夫解説委員の質問も的を射ており、全編にわたって素晴らしい内容でした。
そこで今回は、前泊教授の発言をすべて文字起こししました。明日27日まではラジコのタイムフリーで聴くこともできますが、この素晴らしい内容はテキストとして残すべきだと思ったからです。それでは、あたしたちが知るべき「沖縄の今」を、どうぞ最後までお読みください。
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