“証拠の取得”以外に得るものなし。現役探偵が明かす「盗み聞き」の大きすぎる代償

 

後日。それを見た社長から連絡がありました。

「ちょっと辛すぎますね。いくら自分が目の敵にしている社員といえど、こうやって自分のことを自分のいないところではっきりと批判されるのは正直とても辛いというか、頭にくるというか…。今すぐクビにしたいです」

という回答が来ました。流れとしては予想できたことですが、個人的には悪口や批判というのは、言う側はそれほど重く考えずに口走っていることが多い。本当にそう思っているのか?悪口を言った人に聞いてみると、おそらくそこまでは思ってない。と返ってくるでしょう。

コミュニケーションの一環として悪口を言ってしまったという方は意外と多いように思います。ただ、それを聞く側当事者となると「これを言っている事実」を100%直接受け止めなければならない。

おそらく友達や上司部下、同僚が、自分がいない時にコミュニケーションの一環で、さらっと悪口っぽいことを言ったこと。それが耳に入るとすごくショックを受けるでしょう。それと同じ原理だと思います。

ポイントなのは言っている側はそこまで考えて発言していないということです。ただ、受け取る側はかなり傷つく。

結論、この差異を埋めることはできないので、できることはと言えば、なるべく盗み聞きはしないということと、この原理を頭に入れておくということです。盗み聞きしてプラスになることは“証拠取得”以外にいいことはありません!

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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