後発の上に赤字。口コミ最悪でリピーターほぼほぼゼロの不振にあえぐ飲食店を敏腕コンサルはどう立て直したか

 

■どのように認知をされたいのか?

「コンセプト」というのは、誰にどんな価値を出すか?です。

それを正しく潜在的なお客様に認知頂けるか?これがポイントでした。

こちらのお店の場合は、「○○円でお腹いっぱいになれる▲▲」に設定(▲▲は業態名です)。

元々マス型を狙っていたので、粗利率は合う中でコスパ良い系でした。

近隣の同業を一通り調べたところ、「価格力」に関しては抜きん出ていました。

しかし上述の通り、「安かろう悪かろう」の印象がべったりとついた訳です。

これを打破していく訳です。

○○円でお腹いっぱいになれる▲▲

昨今は価格高騰で▲▲は食べ放題でも○○円以上になってきました。

しかし我々は仕事帰りの集まりでも、お休みの日のご家族でも、○○円でお腹いっぱいになって欲しい!

その為に努力を重ねました!「安いけど不味い」だと意味がないので、美味しさへのこだわりで3つを強化!

1.あああ
2.いいい
3.ううう

この美味しさをお腹いっぱい○○円で!

これを基礎コンセプトとして、どう戦術に落とし込んでいくのか。

これがStep2になる訳です。

■その認知に適した商品は何なのか?

コンセプトは決まったが、来店してちぐはぐさを感じる。これだと意味はないですよね。

そのため商品開発です。まずはお客様辺り「注文点数」を把握。平均するとフードで6品でした。

その為、カテゴリー別に「3つ」の名物開発。ただゼロイチではなくインスタやtiktokで情報収集されての開発でした。

冒頭の通り「○○円でお腹いっぱい」なので6品で500-550gには設定が必要。

名物を作ってボリュームが多すぎると注文点数が減って単価減になるので、そこは開発時の注意ポイントでした。

■その認知に適した販促は何なのか?

コンセプトも決まって商品も決まった。ここで改めてしっかり販促な訳です。

今までの販促を見ていると、基本はポスティングでしたが、「今月のフェアメニュー」が主たるもの。

その為、それを一旦停止。上記のコンセプト型にして、ポスティングもオンラインも全て統一。

ただ悪いイメージは残っているので、「はいはい、魅せ方だけでしょ」となりアクションがないと意味なしに。

その為、ここで強販促は実施。過剰在庫の中で粗利率が良いものを「単品半額」という形で実施。

これの反響率が良かったため、集客の底上げできたのは大きかったです。

■その認知に適した店作りは何なのか?

あともう一つ気をつけたのが──(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年7月22日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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