京大教授が激怒。素人国民に大量の株を買わせ大損に導いた岸田“売国メガネ”の許されざる所業

 

プロの手玉に取られた国民。株価暴落から反発急騰の顛末

ちなみに、株価が暴落した8月5日の翌日の6日の朝には、それまでと打って変わって、株価が高騰。一時前日比で3,000円を超える程の上げ幅を記録しました。

この揺り戻しは、ほぼほぼプロの投資家達によって仕組まれたといって差し支えないものです。なぜならこの動きは、プロ投資家達が昨日、膨大に「空売り」したことが原因だからです。

まず、プロ投資家達はここ数日、株価が急落している様子を見て、(以前、もっと安い値段で買っておいた)手元の株をまずは大量に売りさばき、「利益」を確定させていきました(これぞ売り抜けた、という奴ですね)。

しかし、それだけでは、利益は限定的。彼らはもっともっと利益を上げるために、手持ちの株がないにも拘わらず「株を借りる」事を通してさらなる利益を狙う方法としての「空売り」を行ったのです。

すなわち、彼らはまず昨日の時点で大量の株を「借り」てきて、そこで売りさばます。これが「空売り」です。で、こうして「空売り」すれば、手元にオカネが大量に入ってくるのですが、この時に「明日の朝一番で、今売りさばいた株を全て買い戻す」という事を同時に決定しておくのです。

そして一日経って朝一番になった途端、今手元にある大量のオカネを使って、昨日売りさばいた株を全て実際に買い戻すわけです。そうすると、昨日の時点の方が株価が高く、今朝一番の時点の方が株価が安くなっているので、手元にはその大量の差額分のオカネが残る、という次第です。

すなわち大量のプロ投資家達は、株価が暴落した8月5日の時点で大量の株を「空売り」した一方、その翌日の8月6日の朝一番の時点で空売りした大量の株を再び「買い戻した」のです。その結果、株価が一時、3,000円も高騰したのです。

しかし、無知な多くの素人投資家はこういう空売りがあるということを十分に理解していません。ただただ、8月5日までの時点では、株価がどんどん下がっていくので、恐ろしくなって、株を売りさばいた、という素人国民は夥しい数に上るでしょう。

というか、そういう方が大量に居たから、株価は大幅に下落していったのです。株価が大幅に下落したという事実が、多くの国民が株を売りさばいたという事を意味しているわけです。

ちなみにその中には、高い値段で買ってしまったものの、暴落した事に驚いて、損害を最小化するために早く売ってしまおう…と考えて売った方もたくさんおられるでしょう。結果彼らは大損してしまったのです。

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