「南京大虐殺、性奴隷、731部隊を忘れるな」。NHK放送ジャックした中国人スタッフが「尖閣」以外も全世界に流した“不適切どころではない”発言

Tokyo,,Japan,-,November,05,2011:,Nhk,Headquarters,,Shibuya,,Tokyo,
 

8月19日のNHKラジオの国際放送などで、ニュースを伝えていた中国人スタッフが「尖閣は中国の領土」と発言した問題。海外メディアでも大きく報じられていますが、件の中国人スタッフは不適切どころか日本の名誉を貶める発言も行っていたようです。今回、台湾出身の評論家・黄文雄さんが主宰するメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、該当放送を偶然聴いていたメルマガ配信スタッフの知り合いの証言を掲載。その上で、公共放送がジャックされる危うさについて考察しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:【日本】中国人スタッフによるNHK放送ジャック、「尖閣」以外にもあった危険な発言

「尖閣は中国の領土」発言だけでない。日本メディアが伝えぬ中国人スタッフ「NHK放送ジャック」危険な発言

NHK国際放送で「尖閣諸島は中国の領土」 中国人外部スタッフが不適切発言、NHK抗議

NHKは、毎日午後1時過ぎからラジオ第2放送や短波ラジオの国際放送などで、中国語によるニュースを放送していますが、同局は8月19日、靖国神社に中国語で落書きがあったことを伝えるニュースを読み上げていた中国人男性のスタッフが、突然、「尖閣諸島は中国の伝統的な領土だ」と述べるなど、原稿にない「不適切な発言」を約20秒にわたって行ったと発表しました。

産経新聞の報道では、NHKは尖閣諸島以外の発言内容を明らかにしていないそうですが、たまたま当時の放送を聞いていた、本メルマガスタッフの知り合いの話によれば、さらに英語で「南京大虐殺、強制された慰安婦・性奴隷、731部隊を忘れるな」などとも述べていたそうです(「Remember Nanjin massacre,Remember forced comfort women,sex slave,Remember Unit731」などと言っていたとのこと)。

もともとの中国語ニュースの内容は、NHK WORLDのホームページにも掲載されています。以下のリンクに中国人男性が読み上げていた本来の原稿文章がありますが、途中から逸脱して、尖閣や上記の英語での内容を言いだしたとのことです。なお、現在はこのページの下部に、次のような「お詫び文」が書かれています。

在8月19日下午1時1分開始播送的華語新聞广播中,一名負責新聞翻訳及播音的中国籍工作人員,在播音時,発表了新聞稿件中没有的有関沖縄県尖閣諸島等的不当言論。我們対此深表歉意。

(8月19日午後1時1分に開始した中国語ニュースの放送中、ニュースの翻訳・アナウンスを担当していた中国国籍のスタッフが、放送中、ニュース原稿にない沖縄県尖閣諸島などについて不適切な発言がありました。私たちはこれについて深くお詫びいたします。

● 靖国神社石柱上被涂鸦 东京警视厅正在调查

尖閣諸島に対する問題発言のみならず、日本の名誉を貶める発言も行われていたということが事実であれば、「不適切発言」どころではないでしょう。また、突発的に出た不規則発言ではなく、あらかじめ用意されていた発言である可能性も高くなります。NHKは、より詳細な発言内容を明らかにすべきでしょう。

この発言を行った中国人は、NHKの関連団体が業務委託契約を結んでいる40代男性で2002年から日本語のニュースを中国語で伝える業務に携わっていたといいます。

<主張>尖閣を「中国領」 NHKは問題放送猛省を

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