「南京大虐殺、性奴隷、731部隊を忘れるな」。NHK放送ジャックした中国人スタッフが「尖閣」以外も全世界に流した“不適切どころではない”発言

 

放送局以外にも中国人スパイが入り込んでいる可能性が

このニュースはすでにイギリスなど諸外国でも報じられており、イギリスのガーディアン紙などは、慰安婦について「数万人の少女や女性――ほとんどが韓国人で、中国人や東南アジア人、少しの日本人やヨーロッパ人――が日本軍が経営する売春宿で強制的に働かされた」などと事実に反したかたちで引き合いに出して論じています。

Japan broadcaster apologises after disputed Senkaku Islands called ‘Chinese territory’ on air

台湾の「自由時報」は、国民民主党の玉木雄一郎代表が、NHKに対して実態調査と、過去に同様の事態がなかったかの調査、そして国会と国民に対する報告書の提出を要求したことが報じています。

「釣魚島是中國領土」 NHK播音員脱稿 議員要査

他の政党も、もっと声を上げるべきですし、岸田首相はもとより自民党から同様の声が出ないのであれば、政権政党として危機感があまりにもなさすぎです。間もなく自民党総裁選挙ですが、これは国の安全保障の問題でもあるはずです。候補者の態度も注目すべきでしょう。

数年前から、オーストラリアでは中国スパイによる政治への浸透工作が大きな問題になっていました。最近ではフィリピンの市長が中国人スパイ疑惑が持ち上がっていました。

【関連】中国人スパイが市の顔に?カジノ摘発で発覚したフィリピンの市長“なりすまし疑惑”に感じる中国の得体のしれない恐怖

他国でこのような状況であるのに、日本で何もないはずがありません。今回のことは氷山の一角であり、放送局はもちろん、その他の公的機関にも中国人スパイが入り込んでいる可能性は、非常に高いといえるでしょう。

国際的にも台湾有事が近づきつつあるという認識が強まりつつあるなか、日本の平和ボケは、外国人に自国の放送局を乗っ取られ、日本人の受信料と税金を使って、内外に日本を貶めるプロパガンダを拡散されるという事態にまで達してしまいました。

日本の甘さと危うさが露呈した事件であり、NHKのみならず、日本全体で真剣にこの深刻さを考えるべき事案でしょう。

【関連】中国人スパイが市の顔に?カジノ摘発で発覚したフィリピンの市長“なりすまし疑惑”に感じる中国の得体のしれない恐怖
【関連】「日本に沖縄の主権はない」中国で話題の沖縄“奪還”投稿をほとんど報じぬ日本メディアの怪
【関連】ウィキペディアも標的。日本人を洗脳する中国「サイバー攻撃部隊」の手口とは?
【関連】大量の「日本人パスポート情報」が中国にすぐ盗まれてしまう我が国のあまりにも杜撰な危機管理体制
【関連】スパイ天国ニッポンへ大量に押し寄せる「中国テクノロジー人材」の正体

この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ

初月無料で読む

 


 

kb2022-s最新刊
中華思想の正体と行方 中国の恐ろしい未来
好評発売中!


image by: Wire Dog / Shutterstock.com

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2024年8月21日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込660円)。

初月無料購読ですぐ読める! 8月配信済みバックナンバー

※2024年8月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、8月分のメルマガがすべてすぐに届きます。
2024年8月配信分
  • 中国人スタッフによるNHK放送ジャック、「尖閣」以外にもあった危険な発言/若者に人気の民衆党・柯文哲に不正疑惑(8/21)
  • 韓国政府は日本の「汚染水」風評加害者に謝罪と賠償を求めるべき/台湾に学ぶ「国の名誉のために戦った者」への敬意の示し方(8/14)
  • 中国の台湾侵攻を描いたドラマ、予告編が世界に衝撃を与えたその内容/分断と対立が目立つ大会、中国からの嫌がらせをフランスもIOCも黙認?(8/7)

いますぐ初月無料購読!

こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー

初月無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。

2024年7月配信分
  • パリ五輪、政治利用と不満噴出の中国、称賛される日本/夏休み、台湾映画が熱い! 注目作品が続々日本公開(7/31)
  • パリ五輪「世界の一員」をアピールする台湾へ中国のいやらしい恫喝/パリ五輪後、高まる「中国の台湾侵攻」の懸念(7/24)
  • 「もうトラ」で急変、台湾有事と次の日本首相の行方/ますます露骨で強引な浸透工作を展開する中国(7/17)
  • 最近の中国で甚大な水害が発生する人的理由と高まる習近平への怨嗟/都知事選以降、「極左化」に引きずり込まれる第一野党の行方(7/10)
  • 反日ができなくなった中国の焦り/繁栄する台湾、没落する中国(7/3)

2024年7月のバックナンバーを購入する

2024年6月配信分
  • 日本のジェンダー平等が世界的に低いからくり/期待される頼清徳総統の活躍(6/26)
  • 神宮外苑の再開発中止は何をもたらすか/中国の嫌がらせに自己防衛力強化を訴える新総統(6/19)
  • 習近平の腐敗露見、膨れ上がる人民の憎悪/頼清徳政権に反発する中国の嫌がらせ(6/12)
  • 訪日中国人に「中国共産党の真実」を教える拠点となる日本/ますます世界争乱の元凶と化す中国(6/5)

2024年6月のバックナンバーを購入する

2024年5月配信分
  • 事なかれ主義の日本に対し、沖縄を本気で取りに来はじめた中国/台湾芸能人に踏み絵を迫る中国の卑劣(5/29)
  • 台湾総統就任式で日本に恥をかかされた中国の歯ぎしり/日本を訪れた蒋介石のひ孫への評価(5/22)
  • 中国は金も情報も抜き取ろうとしている/日台の夫婦関係の違いを考える(5/15)
  • 台湾で神様となった日本人が結ぶ新たな日台の絆/本当に怖い立憲民主党/いまだに知識分子弾圧というお家芸を繰り返す中国(5/8)
  • 高まる「月の主権を主張する中国」への懸念/中国の富裕層、子どもを日本へ「爆入学」が流行(5/1)

2024年5月のバックナンバーを購入する

黄文雄この著者の記事一覧

台湾出身の評論家・黄文雄が、歪められた日本の歴史を正し、中国・韓国・台湾などアジアの最新情報を解説。歴史を見る目が変われば、いま日本周辺で何が起きているかがわかる!

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」 』

【著者】 黄文雄 【月額】 初月無料!月額660円(税込) 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

print
いま読まれてます

  • 「南京大虐殺、性奴隷、731部隊を忘れるな」。NHK放送ジャックした中国人スタッフが「尖閣」以外も全世界に流した“不適切どころではない”発言
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け