山口達也の「自己正当化ロジック」が批判される当然の理由
「山口や、彼の美談化をはかる一部メディアは、『第一の事件でも第二の事件でも山口は酒を飲んでいた⇒アルコール依存症は本当に怖い⇒依存症でなければ、酒気帯び運転もわいせつ事件も起きなかった』というロジックに傾倒しているように感じられます。ただ、酒気帯び運転はともかく、強制わいせつ事件に関してはどうでしょう。『Rの法則』に出演していた10代の“アールズメンバー”は女子だけで数十名におよびます。彼女らとの連絡先交換は当然シラフの状態で行われていたはずで、“常習犯”だった可能性すら否定できないわけです。にもかかわらず、『山口の“未成年淫行”の原因はアルコール依存症にあった』は暗黙の前提として扱われることが多い。最近ではこれがなぜか既成事実化しつつあり、その動きに対して各方面から疑問の声があがるのは当然だと思います。仮にこれが『元TOKIOの山口達也』ではなく巷の『気持ち悪いおじさん』の話だったとすれば、もっと徹底的に追及され、決して美談扱いなんてされないでしょうしね」(ネットメディア編集デスク)
山口の自己正当化ロジックを、箇条書きで整理するとこうなる。
- 第一の事件でも第二の事件でも、山口は現場で酒を飲んでいた
- 人間の正常な判断力を奪うアルコール依存症は本当に怖いものだ
- 山口がアルコール依存症でなければ、あるいはそれを自覚して酒さえ飲まなければ、酒気帯び運転や女子高校生に対するわいせつ事件を起こすことはなかった
一見なるほどと納得しそうになる。アルコール依存症の恐ろしさは論を待たない。だが多くのネット民が鋭く指摘しているのは、このうち、
「山口がアルコール依存症でなければ、あるいはそれを自覚して酒さえ飲まなければ、女子高校生に対するわいせつ事件を起こすことはなかった」は本当なのか?
という点だ。現実には、この主張の正当性を補強する材料は乏しく、逆に、疑わしい間接的証拠は多く存在している。山口は有形無形のトリックによって、巧妙に“本当に嘘を混ぜている”ようにも見受けられるのだ。
山口は現在に至るまでこの重大な疑問から逃げている。「現在、直接の取材を受けていない」(読売新聞オンライン)こともあり、今後も説明されることはないだろう。山口にも社会復帰は必要だが、現在のようなごまかしの態度では、ファンや“信者”たち以外の理解を得るのはむずかしいかもしれない。
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