吉村洋文流「パワハラの極意」維新の脅迫と阪神優勝パレードの闇…職員2名自殺の共犯が「兵庫・斎藤知事に辞職勧告」の厚顔無恥

2024.08.28
by 東山ドレミ
 

元県民局長を殺した維新。吉村洋文氏の逃げ切りを許すな

日本維新の会共同代表(大阪府知事)の吉村洋文氏は27日の会見で、兵庫県の斎藤知事に対して、維新として辞職勧告や不信任決議を行う可能性はあるとの見解を示した。

斎藤知事は、2021年7月の知事選挙で維新と自民の公認を得て初当選。その後、自民とは距離を置き、維新との関係を深めていった経緯がある。

と言うと、維新の吉村氏が自身の責任を痛感して“バカ息子”の斎藤知事を叱りつけていると錯覚する読者もいるかもしれない。だが、それはまったく事実と異なるという。先のネットメディア編集デスクの指摘。

「7月に亡くなった元県民局長は、同月19日の百条委員会で疑惑について証言予定でした。正義の内部告発者が、通常では考えられないタイミングでこの世を去ってしまったわけです。それはなぜか?各種報道によると、この背景には維新による脅迫と口封じがあったとのこと。兵庫県議会の維新議員らが知事への内部告発に対抗して、元県民局長のプライバシー情報を開示するよう動いたとされています。もちろん、これらの情報は内部告発とはまったく関係のないものばかり。その結果、維新から嫌がらせを受けた元県民局長は精神的に追い詰められたのか自殺してしまいました。斎藤知事のパワハラではなく、維新の脅しが元県民局長を殺したも同然でしょう。にもかかわらず、その維新が斎藤知事に“辞職勧告”だの“不信任決議”だの、白々しいにもほどがある。吉村氏は自らと維新の責任逃れを目的に、疑惑の早期幕引きを図っているにすぎません」(ネットメディア編集デスク)

以前から息をするように嘘を吐く吉村氏ではあるが、さすがにこれでは亡くなった2名の職員が浮かばれない。斎藤知事が辞職に追い込まれて無職になり、政治家生命を絶たれ、今後一生にわたって“パワハラ野郎”のそしりを受けるのは自業自得だが、それだけではまったくもって不十分だ。

今回の自殺者2名は、大阪府・吉村知事の関与も疑われる阪神・オリックス優勝パレードや、維新からの“脅迫”に関連して命を絶った可能性が大。ということは、この優勝パレードの闇に斬り込む報道こそが本物で、斎藤知事のパワハラエピソードばかりを取り上げる報道は、いくら面白くてもめくらましということだ。

維新と吉村氏は逃げ切りを図っている。私たちは何度でも何回でも「で、優勝パレードの疑惑はどうなったんだ?」を繰り返していく必要がある。

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