2024年は能登半島地震に始まり、過去に経験したことのない大雨や酷暑、スーパーノロノロ台風など、日本だけでも天災のオンパレード。世界では、ウクライナでの戦争もパレスチナへの大規模な攻撃も収まる様子がありません。こんな不安な時代に注目されるのが「予言」。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』で、国際政治経済学者の浜田和幸さんは、16世紀の医師で占星術師のノストラダムスと、“現代のノストラダムス”と呼ばれるインドの占星術師による2024年と2025年の予言を紹介。2人がともに挙げる「世界大戦勃発」については、外れることを願っています。
本物のノストラダムス vs インドのノストラダムスの予言対決
ぶっちゃけ、不安な時代になればなるほど、もてはやされるのが「ノストラダムスの大予言」です。かつて世界的な大ベストセラーになり、日本でも620万部を売り上げました。いまだに、このフランス生まれの医師にして占星術師の予言は異彩を放っています。
1555年に出版された「大予言集」ですが、942の詩篇で構成されており、その中にはナポレオンやヒトラーの台頭、第1次、第2次世界大戦の勃発、はたまた広島、長崎への原爆の投下など、後に実現する予言が数多く含まれていたとされているのです。中でも世界を驚かせたのは「1999年7月に人類が滅亡する」という解釈ではなかったでしょうか。「空から恐怖の大王が降ってきて世界は破滅する」との予言でした。
実際には人類の滅亡は起きていませんが、その理由を紐解く人々の間では、「西洋のキリスト教文明に対峙する東洋思想が広まったことで人類は救われた」との解釈もまことしやかに語られたものです。と同時に、地球規模の環境汚染や全面核戦争の可能性を含め、人類の未来に対する危機的な警鐘を鳴らしてくれたことは間違いありません。
そんなノストラダムスの予言する2024年はどんな年になるというのでしょうか?実は、極めて凄まじい出来事が連続して起きるとのこと。何しろ「2024年は第3次世界大戦の勃発」というのですから。しかも、「その主役は中国」との見立てを書き残しており、驚かざるを得ません。ウクライナ戦争やイスラエルとパレスチナでの対立に加えて、「台湾有事」がまことしやかに話題となっていますが、きな臭い限りの予言です。
一方、現在、インドでは「現代のノストラダムス」と呼ばれる占星術師クマールが活躍しています。彼はアメリカでは大統領選挙の結果もあり、2025年には政治経済がぐらつき始めるとの予言を繰り返しているようです。膨大な財政赤字を抱えるアメリカに見切りをつけ、アメリカの富裕層は資産を海外へ流出させるとの見立てに他なりません。
加えて、新たな感染症の蔓延が2025年の春から始まるとも予言しています。医療体制の崩壊もあり、アメリカの国家としての統一そのものが危うくなるとも警告。要は、アメリカ一国では対応ができなくなり、インドや日本などからの協力や支援がなければ国家破綻もあり得るというわけです。
本物のノストラダムスもインド版占星術師も「第3次世界大戦の勃発」では一致しています。ぶっちゃけ、彼らの予言が外れることを切に願うばかりです。
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