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ほんの数人に傷つけられただけ。「みんなから否定されて自信なくした」という人がまず認識すべきこと

何事にもポジティブさが求められる昨今の風潮の中、「自信のなさ」に悩まされている方が多いのもまた事実ではないでしょうか。そんな状況から抜け出すための考え方をレクチャーしているのは、「6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」として知られ、かつては自信のなさを抱えていたという石川和男さん。石川さんは今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』で、自信を取り戻すためにまず認識し客観的に判断すべきことを挙げるとともに、知っておけば心が楽になる知識を紹介しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:「自信がない」の原因は、たった数人による「洗脳」だった!

「自信がない」の原因は、たった数人による「洗脳」だった!

あなたは、「自信がある人」ですか?それとも「自信がない人」ですか?

自信を持って、「自信がない」と言える人は、これから述べることをぜひお読みください。

その「自信のなさ」は、あなたの過去に原因があるかもしれません。

自信がない人のひとつの特徴として、「以前に傷つけられたことがある」ということがあげられます。

代表的な例は、親から「お前はダメだ、お前はダメだ」とマイナスなことを言われ続けたこと。

余談ですが、最近厳罰化された「煽り運転」。

前の車を煽る人は、子どものころ、親から「早くしなさい」、「早く食べなさい」、「早く勉強しなさい」と言われ続けた人が多いそうです。

目の前に遅い車が走っていると、制限速度を守っていても、苛立ち、煽ってしまうのだとか。

親以外にも、ずっと好きだった異性に勇気を振り絞って告白したら、見事にふられた。部活で、監督や先輩に「お前はセンスがない」と言われた。

親、異性、監督、先輩……。身近な人から、マイナスなことを言われたり、拒絶されたり、ネガティブな発言をされたり。そんな経験や浴びせられた言葉は呪いのような効果を発揮し、私たちを洗脳し続けることがあります。すると、社会人になってもずっと自信を持てないのです。

あなたも、ふられた経験やダメ出しの経験はありませんか?その経験が、深層心理でずっと心の棘になっていませんか?

でも、よく考えてみてください。あなたは何人の人にふられましたか?(ふられた前提の話で申し訳ございません)

5,000人ぐらいにふられたのなら、ほんとに自信をなくしてもいいと思います。しかし、たかが数名ですよね。多くても20数名、平均は5人くらいの話ではないでしょうか(私の勝手な憶測)。

いずれにしても、日本の人口の中の、ほんの一握りにふられただけ。お年玉付き年賀はがきの抽選下2桁にあたるより低い確率です。

「お前はダメだ」といっていた親も、多くて2人(笑)です。ただ、親は自分にとって影響力がありすぎるので、言われた言葉がずっと心に残りやすいのです。

子どもにマイナスな言葉を浴びせ続け、ネガティブな気持ちにさせる親は、今では「毒親」という言葉で表現されます。そこまではいかなくても、親心として心配するあまり、ついネガティブな発言をする親も多いはず。私も注意しなければと思います。

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話を戻します。「みんなから言われて自信をなくした」という、その「みんな」とは、それまでの人生で出会ったほんの数名なのです。

ほんの数名に言われただけで自信をなくし、行動ができなくなるなんて、もったいない!決して「みんな」があなたのことを否定したわけではなく、ほんの一握りの人の発言だったと、まずは認識してください。

何人に傷つけられ、自信をなくしたのか客観的に見てください。その人数が、思いのほか少ないことに気づくはずです。

ちなみに私は、中学生のとき、2人の女子から「気持ち悪い」と言われ、文集にも書かれました。それがずっと、自信のない自分、女性と話せない原因になっていたのです。

でも、大学に入ったとき、ふと気づいたのです。

「あれ?よくよく考えたら、たった2人から言われただけじゃん。そんなのをコンプレックスにしているなんて、アホくさい」って。

このような形で客観的に判断するだけでも、自信を取り戻すことができます。

自信がないことがダメな人間のように言われることもありますが、そもそも人間は「ネガティブが当たり前」です。

私たち人間が地球上に存在してから、今のように安全になった期間はほんの少ししかありません。

人間の周りには、長い間獰猛肉食動物が近くにいました。森には虎が、沼には毒蛇が、砂漠にはサソリが、川にはワニがいます。命がけの危険だらけ。それだけではありません。

おとなしく畑や田んぼ耕していたって、不作の年もあるでしょう。これまた不安だらけ。だから、ネガティブになって当たり前。いや、ネガティブ思考でなければ、生き残れない世界だったのです。

と、言うわけで、人間は遺伝子レベルでネガティブなのです。「ネガティブは当たり前」と知っておくと、少し心が楽になります。

とはいえ、危険に近づきたくないからと行動に移さないままでいると、現状は何も変わりません。勇気を持って行動することによって、行動をしたことで少しずつ自信がつき、人生が変わることも事実。なので、自信がないことを受け入れて、ネガティブな感情を逆手にとり、やりたいことを一つ一つ行動し、理想の未来を引き寄せていきましょう。

ついでに言うと、転職や独立をしようと決めたとき、やっかみや妬みからあなたの決心を否定してくる人がいます。でも、それもほんの数人ですから気にしないでおきましょう。

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image by: Shutterstock.com

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