2時間のワードを使う悪質業者をどうやって追い払うか
「2時間後に電話が止まります」の手口では、焦らされないことが大事です。だまされないためにも、期限をきっての言葉に慌てず、必ず誰かに相談をして冷静になることが必要です。
声をかけてきた相手が悪質業者の場合には「1時間しかない」など、こちらからの時間の指定が重要となります。もし悪質業者だと気づかずに、勧誘場所に連れて行かれても、事前に決めた時間で切り上げて帰ることができるからです。
私も様々な悪質商法に誘われましたが、勧誘前に相手と約束した時間がきたら、席を立って帰るようにしていました。ただし契約のクロージング中に「すみません、時間です」と席を立つと、業者は座ったまま、睨みつけてきたこともありますので、その話に入る前に、席をたって帰るのが無難かもしれません。時に「人の話の途中で買えるとは何だ!」といわれることもあるかもしれません。その時には「約束した時間を守らない人たちは、信頼おけませんので契約できません」ということも必要かもしれません。
その逆に、帰ろうとすると「確かに、時間ですからね」といってくる業者もありましたが、こうしたところは悪質業者ではないことがよくわかります。悪質業者か否かの見極めをするためにも、自分で時間の事前設定をしておくことは大事になります――(この記事はメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』2024年9月14日号の一部抜粋です。続きは、ご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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