コロナ禍の無料PCR検査をめぐり補助金の架空請求が全国的に問題化する中、被害総額10~15億円規模の“大型事案”に、元宮崎県知事などを務めた東国原英夫氏(67)の元秘書が関与していたとの情報が飛び込んできた。ジャーナリスト・山岡俊介氏が主宰する『アクセスジャーナル・メルマガ版』が詳しく報告する。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:東国原氏元秘書も関与か──PCR無料検査事業巡る補助金詐欺疑惑。被害10億円以上!?
東国原氏の元秘書が「総額10~15億円」の不正請求に関与か
国の交付金を財源に、コロナ禍で実施されたPCR無料検査(2021年12月~23年5月)の架空請求を巡り、全国都道府県警が逮捕したり、全国都道府県が補助金交付の取消し、返還を求めて提訴するなどしているが、その動きは今も続いている。
今年9月には詐取した助産婦が茨城県警に逮捕に。10月には大阪府警に逮捕された元市議の関係先調剤薬局運営会社が自己破産するなどの動きも。
それは東京都も同様で、返還請求等すべく、情報提供があれば現在も調査を行っている。
そんななか、本紙に新たな情報が入った。
しかも、その不正請求額は総額10~15億円ほどという。
また、その不正請求に元宮崎県知事などを務めた東国原英夫氏(67)元秘書が関与していたという。そして、東京都も情報提供を受け調査に動いているのは間違いないというのだ。
その補助金詐欺疑惑が出ているのは、東京都内は渋谷、新宿、銀座でクリニックを経営している医療法人で、そこの理事長が主導しているという。
この3クリニックは、専らダイエット専門で、SNSでの積極的な宣伝で若い女性に人気を博している。
それにしても、なぜ、そこに東国原氏の元秘書が?
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東国原氏元秘書とクリニック院長の“密約”と不正
告発者によれば、
「2人は異業種パーティーを通じて知り合った。元秘書が主催していて、江越氏が参加メンバーとして。そして仲良くなった。そうしたなか、江越氏が自分が持っているスペースを異業種パーティーなどでタダで使ってくれと。そのかわり、元秘書が招いた人や知り合いの名簿をくれと。元秘書はそれが何に使われるのかよくわからなかったが、謝礼も出すからということで。ただし、実際は謝礼は支払われていませんが」とのこと。
元秘書は、東国原氏が県知事時代も含め4~5年前まで秘書を務めていた。東国原氏と一緒にTV番組に出演していたこともある。
そして、江越氏とは江越正敏氏(32)。
佐賀大学医学部卒。専門は精神科で、都立松沢病院などを経て2020年4月「ファイヤークリニック新宿院」院長に。
翌21年10月、医療法人「ともしび会」(東京都渋谷区)を買収し理事長就任。同年、「ファイヤークリニック渋谷院」、「ファイヤークリニック銀座院」開院。総院長に。
「江越氏は普通ではありません。そもそも――(関係者が証言する本事案の異常性とは?続きはメルマガでご覧ください
(『アクセスジャーナル・メルマガ版』2024年10月28日号より一部抜粋。この号では下記の内容を掲載しています。初月無料でお読みになりたい方はぜひご登録下さい)
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