急死した「歌手の小金沢くん」への嫉妬と時計と北島三郎…。兄弟子・山本譲二との“知られざる確執”

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先日、わずか65歳の若さで亡くなった演歌歌手・小金沢昇司さんの突然の訃報に驚いた方も多いのではないでしょうか。そんな小金沢さんは、かつて所属していた北島三郎の「北島音楽事務所」で「兄弟子」だった山本譲二と確執があったようです。メルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』が、2人を良く知る興行師から聞いた話を明かしています。

※この記事はメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2024年1月22日号を一部抜粋したものです。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料お試し購読をご登録下さい。

「歌手の小金沢くん」小金沢昇司死去──興行師が漏らす兄弟子・山本譲二との確執

「ありがとう…感謝」などのヒット曲で知られる演歌歌手の小金沢昇司(こがねざわ・しょうじ。本名同)が1月11日、地元・神奈川県内の病院で呼吸不全のために死去した。享年65とは、早過ぎるだろう。

全国紙の死亡欄でも顔写真付きで紹介されており、知名度の高さが窺える。だが、既報の通り、小金沢を一躍有名にしたのは本業の歌ではなく、無名時代の92年8月、のど薬「フィニッシュ・コーワ」(興和)のTVCMにたまたま抜擢され、「歌手の小金沢君が使っているのは」とナレーションで紹介され、「小金沢君って誰?」と話題になった。34歳の時のことだ。そして同年発売のシングル「おまえだけ」が35万枚のヒットに。NHK紅白には一度も出ていない。

それに比べれば、同じ北島音楽事務所に所属していて、「みちのくひとり旅」(81年。130万枚)などのヒット曲で知られ、NHK紅白出場14回を数える兄弟子・山本譲二(73)の方がはるかに大物だ。

その山本も、「実の兄弟のように育ってきました。ぽっかり風穴があきました。本当に寂しいです」などとコメントを出していたが、2人のことを良く知る興行師は、2人の確執についてこう漏らす。

「北島三郎は2人に時計をプレゼントした。ところが、自信家で威張る面もある山本譲二は、自分の方がつきあいが長く、実力も貢献もしているのに、時計の値段が小金沢にあげた方が高いと言い出し、小金沢に嫉妬した。北島は小金沢の人柄を評価し、自分の娘を結婚させようとしていたほど。だから、差があっても無理もないが、いくら言っても山本は納得せず、何かにつけ小金沢に対し嫉妬し続けた。それで、ついに北島は実質、山本を切ったんです」

山本の人間性に関するエピソードといえば、北島が町火消「め組」の頭として出演していた時代劇ドラマ『暴れん坊将軍』(テレ朝)に、北島の代わりに1997年から2001年まで出ていた件でもこんなエピソードがあるという。

「山本のセリフがいつまで経っても余りに下手で、降板してくれと言う話になった。ですが、ガンとして山本は承知せず、仕方ないので一度番組を打ち切るかたちで事を納めた。主演の松平健始め皆に迷惑をかけてもいるんです」(同)

山本は2007年元旦に独立。小金沢も14年に独立し、共に、表向きはその後も北島三郎事務所とはいい関係を保っているとなっている。しかし、この興行師によると、北島ファミリーと称して興行を打つ際、小金沢はメンバーに入っているが、山本は入っていないという。

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