毎月の「女性の痛み」が軽くなる?血糖値が関係している意外なコト

A senior gray-haired Asian woman is sitting on a couch at her home. She alone in the dark and waiting for a call, an unhappy elder woman lost in thoughts missing remembering past, feeling lonely.
 

次に更年期障害と糖質制限食について、考えてみましょう。

更年期障害の症状には自律神経症状として「動悸」「発汗」、精神症状として「イライラ」「そわそわ」などがあります。

これらの症状は、糖質摂取による「血糖値の乱高下」により、更年期でなくても生じます。

そして更年期の人が普通に糖質を摂取すると、「ホルモンバランスの乱れ」による症状と「血糖値の乱高下」による症状が、ダブルで生じるので、いわゆる更年期障害の症状が、きつく出やすいと思われます。

血糖値の乱高下は酸化ストレスの大きなリスクとなりますので、それがないだけでも、更年期障害の症状はマイルドになると思います。

酸化ストレスは、がん、動脈硬化、老化、糖尿病合併症、アルツハイマー病、メタボリックシンドローム、パーキンソン病、狭心症、心筋梗塞、慢性炎症などに関与することが明らかとなっています。

それが、最小限になることは、更年期障害予防だけではなく、生きていく上で大きなアドバンテージとなります。

これからも、美味しく楽しく末長く糖質制限食実践で、健康ライフを送って頂ければ幸いです。

今回の記事は、「糖尿病と女性のライフサポートネットワーク」田中佳代準教授の記事(☆)を参考にさせて頂きました。

(☆)糖尿病と女性のライフサポートネットワーク 代表 田中 佳代(久留米大学医学部看護学科母性看護学准教授)

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(財)高雄病院および(社)日本糖質制限医療推進協会 理事長。内科医。漢方医。京都大学医学部卒、同大胸部疾患研究所等を経て、1978年より医局長として高雄病院勤務。2000年理事長就任。高雄病院での豊富な症例をもとに、糖尿病治療、メタボ対策としての糖質制限食療法の体系を確立。自らも二型糖尿病であるために実践し、薬に頼らない進行防止、合併症予防に成功している。

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