藤原紀香の所属事務所が破産!「名物マネージャーすら昼間はバイト」の苦しい現実とは?老舗・中小芸能プロダクションの淘汰さらに加速も

2024.11.28
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老舗芸能プロダクションの「サムデイ」が25日、東京地裁に対し破産手続開始決定の申立てを行いました。債務超過に陥った同社は、所属タレントや従業員には何も知らせずに手続きを行ったと説明。タレントは今後、それぞれ独自に活動していくことになるとしたうえで、12月26日頃まで一部営業継続の許可を得て、「突然のタレントの欠席等が生じないようソフトランディングを目指していく」としています。これに関して、今後は中小芸能事務所の淘汰がさらに加速していくとみるのは芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さん。名物マネージャーすら「昼間はバイトをするしかない」という芸能界の苦しい台所事情を明かしています。

老舗芸能プロダクション「サムデイ」が破産手続開始決定の申立て

藤原紀香、篠田麻里子らが所属する、老舗芸能プロダクション『サムデイ』が“年内廃業”と報じられ、芸能界や関係者に大きな混乱が走っています。

テレビ関係者によれば、最近は同社の所属タレントが現場にひとりで入ることも多く、細かい打ち合わせも担当者と電話だけで済ませることも多かったと言います。

普通ならマネージャーの「おはようございます! お世話になります! サムデイの〇〇です。よろしくお願いします」から始まる現場なのですが、それがタレント本人ひとりで現場に入るというのですから、余程のベテラン役者ならいざ知らず、芸能プロとしてはもはや末期状態だったというわけです。

大昔、藤原が、格闘家や人気お笑い芸人との2ショットを撮られるたび、恐る恐るマネージャーにコメントを求めて電話していた姿が、まるで昨日のことのように蘇ります。

筆者などは「でたらめ書いたら、ただじゃ済みませんよ…」という、担当マネの威勢のいい声が頭の中でこだまするような日々を送ったことも…。

芸能界を覆うマネージメント側の差し迫った状況というのは、ここ数年前から少しづつ肌で感じるようになってきました。

コロナ禍で芸能界がボロボロになりつつあった数年前から特に、いわゆる中堅どころの芸能プロが、業績不振で看板を下ろすとの噂が顕著になり、“体力のある”芸能プロだけが生き残っていくというカオス状態が続いているのです。

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誰もが知る名物芸能マネージャーすら「昼間はバイト」の異常事態

私はあくまでも取材する側の人間ですが、中堅事務所が消えていくことで日々“個性を失っていく”、今の芸能界に少なからず危機感を抱いているのは紛れもない事実です。

出演する側がこんな状況では、テレビや映画、ドラマの世界は劣化した作品ばかりになってしまう…と。

私の知人のベテラン芸能マネージャーも決して例外ではありません。

このマネは、大昔は伝説の国民的アイドルの現場担当で、1990年代後半は『サムデイ』系列プロダクションの番頭格として、ジャニーズ事務所の故・メリー喜多川さんと激しい“場外戦”を戦わせたことでも有名な人物。芸能界に関わっている人間であれば、この人を知らない者はいないというほどの名物マネです。

ちなみにカラオケの十八番は、ブルーノ・マーズで、思わず聞き入ってしまうほどの歌唱力を持っています…って、関係ない話でした、すみません。

そんな名物マネが、今は昼間にバイトをしながら、所属タレントの売り込みを続けているのです。

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