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こんなはずじゃなかった。少数与党となった石破内閣の残念な「裏での一言」

皆さんおはようございます。メルマガ主催の宇田川敬介です。今年も様々な内容にして、少し違う観点から様々な内容を見てみたいと思います。普段のブログとは全く関係なく、少し柔らかい内容で見てみたり、国民の慣習のことなどを見てみたいと思っております。これからもよろしくお付き合いください。

裏金問題という政治不信を引き起こした岸田・石破政権

さて新年一発目からあまり明るくないことを書いてしまいますが、今回は、就任早々唐解散総選挙を行い、そして少数与党になってしまった「石破内閣」に関して、少し批判めいたことを書いてみようと思います。今回は、私の独自の取材なども含め様々な角度から報告しようと思います。たまには、そのような取材メモを出してみ良いかもしれません。

石破首相にとって、自民党の総裁選に勝ったところまでは「自分の望みがかなった」ということになります。

実際にそれまでは故安倍晋三元首相の「遺言」のような形で「石破だけは総理にしてはならない」という言葉があり、それに従って「安倍シンパ」といわれる人々が石破茂氏を総理総裁にすることを阻んでいました。

その中で故安倍総理の影響力をあまり快く思っていなかった岸田前首相の時代に、旧安倍派のパーティー券収入政治収支報告書未記載問題が発生していたのです。

岸田前首相は、本来自民党全体の問題であり岸田派も同様の問題を抱えていたにもかかわらず、また、パーティー券に限らなければ、政治収支報告書未記載に関しては与野党かまわず多くの議員が問題を抱えていたにもかかわらず、旧安倍派議員に矮小化していったのです。

この問題自体「裏金問題」とし、岸田前首相も石破首相もその呼称を使い、関わった議員のイメージの悪化をさせることによって、自民党内の影響力を失わせるということをしたのです。

もちろん正面から聞けばそのようなことは話しませんので、秘書や関係者などを取材して、影でそのような「本音」を話していることを取材しなければなりません。

現在のマスコミの人々は、本人に話を聞く(マスコミ用語では『当てる』と言います)のですが、我々は本音の話を聞くときは秘書や場合によっては家族、愛人(今では親しい女性やホステスということかもしれません)などに話を聞くことにしています。

場合によっては「腹心の秘書」なんていう存在もよく話してくれます。

さて主財源は別にして、岸田前首相や石破首相は、この時点で最も大事なことを見失っていたのです。

つまり「自民党の内部の勢力争い以上に、野党との戦い、そして国民に安心を与える政治をしなければならない」ということです。

自民党の中だけの争いならば、敵型と目していた安倍派の人々の信用を失わせるだけでよいかもしれません。
しかし、今回の解散総選挙を見てわかるようにそのようなことをすれば、自民党や与党の信用が失われ、そして国民の政治不信を引き起こしてしまうということなのです。

つまり、「政治」そして「与党」にいる岸田前首相や石破首相という自分自身の信用を失わせていることになるのです。

そのうえ、自民党の内部だけを考えればよい安定政権を作ったのは故安倍元首相の政治であり、その政治を支えた旧安倍派の人々そしてその支持者ではなかったのでしょうか。

その様に考えれば、この問題は大きな政治不信と自民党(公明党も含めて与党という方がよいかもしれませんが)不信を引き起こしたことになります。

その状態で解散総選挙をやれば負けるのが普通なのです。

そしてその結果、少数与党になったということになります。

自分自身が良い子になりたい岸田・石破

岸田・石破両政権は、何も見えていないので、政治不信を引き起こした旧安倍派が悪いと他者に責任転嫁をすることになりますが、自分自身で政治不信を引き起こしていることにいまだに気づいていないということになります。

同じことが故安倍晋三首相の時代に起きていたらどのようになっていたでしょう。

もちろん仮定の話ですのでわかりませんが、安倍政権の時のこのようなスキャンダルは、全て安倍首相自身が受け答えを行い、また、安倍首相自身がそのスキャンダル議員をかばい、フォローしていたのです。

そのようなことを続けた結果「もり・かけ・さくら」などといわれ、安倍首相自身のスキャンダルしかないようなことをしていました。

逆に言えば、安倍首相自身にスキャンダルが集中したことによって、他の政治家の皆さんは少しのスキャンダルがあっても全く報じられることはなかったですしまた、安倍首相自身がしっかり意図した政治をしていたので、支持率が岸田内閣の末期や現在の石破内閣のような下がり方はしなかったのです。

「自分自身が良い子になりたい岸田・石破と、自分自身がすべての泥をかぶり他を立たせた安倍」という構図になります。

周辺の議員や支持者はどちらが良い指導者と思うでしょうか。

このようなことを言いますが、しかし、それを裏付けるような取材が出ています。

まずは、少数与党になった後、石破首相は「こんなはずじゃなかった」「なんで(マスコミは)悪く報道するのだ」というようなことを発言しています。

これは石破首相が――(この記事は約14分で読めます ※5,549文字)

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image by:首相官邸

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