「泥棒が警察を選ぶ」も同然。異常すぎる指導で生徒を自死させた「大阪清風高校」第三者委員会の壮大なる茶番劇

 

今一度、日本全国の教師が自分自身に問うて欲しいこと

私がこどもであった頃、先生から色々な言葉をかけてもらいました。そうした言葉は今でも心の中に残っています。とても扱いづらいこともであったと思いますが、粘り強く指導してもらいました。

一方で理不尽な暴力を受けた事は今でも忘れません。小学生のとき、隣のクラスの担任が「神様棒」という30センチほどの木製の棒を持っていて、何かあるたびに男女構わず棒で殴るのです。私は隣クラスでその棒で殴られはしませんでしたが、友人が殴られているのを見て何度も抗議しました。でも小学生低学年でうまく抵抗できなかった。でもこどもながらに隣のクラスの自分は殴られないのだと知って、何度も友人の前に立って殴らせないようにしていました。

そういう記憶は50歳を手前にした今でもはっきりと残っています。まあ、中学生になってその先生を探して、目の前で棒を叩き折ってやったのですが、考えれば今と、さほどやっていることは変わりません。成長しませんね…。

教師の言葉というのは、生徒の心に結構響きますし、しっかり残ります。何気ない一言が、その先の原動力になることもあるし、立ち直れないほど心を傷つけることもある。だから、私のような者でも、良き先生の事は忘れないし、尊敬し続けている、教師とはそういう仕事だから不祥事がニュースにもなってしまうのだと思います。とても大切な仕事であり職業なのです。

仲間同士助け合うのは結構なことですが、事実を歪めてまで助け合うのは醜態としか言えません。だから、指導死やいじめ、不登校の問題を同様原因で繰り返すのではないでしょうか。生徒にどういう言葉をかけて指導しているか?今一度、自分に問うて欲しいと思います。

この記事の著者・阿部泰尚さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

阿部泰尚この著者の記事一覧

社会問題を探偵調査を活用して実態解明し、解決する活動を毎月報告。社会問題についての基本的知識やあまり公開されていないデータも公開する。2015まぐまぐ大賞受賞「ギリギリ探偵白書」を発行するT.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚が、いじめ、虐待、非行、違法ビジネス、詐欺、パワハラなどの隠蔽を暴き、実態をレポートする。また、実際に行った解決法やここだけの話をコッソリ公開。
まぐまぐよりメルマガ(有料)を発行するにあたり、その1部を本誌でレポートする社会貢献活動に利用する社会貢献型メルマガ。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 阿部泰尚メルマガ「伝説の探偵」 』

【著者】 阿部泰尚 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎月 9日・23日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • 「泥棒が警察を選ぶ」も同然。異常すぎる指導で生徒を自死させた「大阪清風高校」第三者委員会の壮大なる茶番劇
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け