『月曜から夜ふかし』は打ち切り濃厚。「中国人はカラス食べる」捏造発覚で「街頭インタビュー全部ヤラセ」の疑念広がる

2025.03.28
by 東山ドレミ
 

マツコ激怒?番組コンセプト崩壊で打ち切りは「予断許さず」

『月曜から夜ふかし』は打ち切りになってしまうのか?先のテレビ制作関係者が言う。

「個人的に大好きでよく見ている番組なので、こんなことは言いたくないのですが…打ち切りの可能性は、どれほど楽観的に見積もっても五分五分といったところでしょうか。予断を許さない状況だと思います。

というのも、今回の捏造騒動によって、“丁寧な街頭インタビュー”や“一般の出演者を不幸にしない”といった番組のコンセプトが根底から崩壊したように見えるからです。

あの番組の根底には、くだらないことを街中で真剣にインタビューしている、面白い一般人がちょくちょく出てくる、好意の演出こそあれ悪意のウソはない――という、いわば“善に満ちた平和な世界観”があったと私は思っています。だからこそ、マツコさんや村上さんのトークを、多少トゲがあっても安心して楽しめるという構造になっていたんですよ。

それが、≪夜ふかしのインタビューって、どうせ捏造なんでしょ、サクラなんでしょ≫という空気感を払拭できないようでは、さすがのマツコさんも対応に苦慮するでしょう。そもそもマツコさんの性格的に、こういう騙しや捏造は心底嫌がりそうですし、自分から辞めると言い出す可能性もありますからね。ある意味、今回はMCも被害者ですよ」(前出のテレビ制作関係者)

SNSや個人の録画環境、見逃し配信が普及した現在もなお、テレビは他と比べて事後検証が難しいメディアだ。新聞には縮刷版があり、その気になれば誰でも本社の最終版紙面を何十年も過去に遡って検証できる。だがテレビにはそのようなアーカイブがない。番組の“全録”は面倒だし、集団による検証は“違法アップロード”になってしまう。

だから、今回の“中国人はカラスを食べる”が炎上したのは偶然にすぎず、闇に葬られていた可能性は十分にあっただろう。日テレは“再発防止に務める”と繰り返すばかり。惜しむ声も決して小さくないのだが、番組打ち切りはやむを得ないのかもしれない。

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image by: 月曜から夜ふかし|日本テレビ

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