浮気調査中に心が動いた。“アウト”なのに探偵が応援したくなるカップルの話

 

2回目の日曜日は昼前に旦那さんが出発。そして、今回はスーパーの駐車場で前回の女性を拾い、カフェでランチ。

その後はラブホテル!かと思いきや、なんと車で1時間かけて自然系の観光地へ。森の中で2人は、まるで高校生のように手をつないで歩いていました。

時間が経つにつれ、会話も弾み始める。なんというピュアなデート。

しかし、さすがにこの後はホテルか??

違いました。その後は人気のおしゃれカフェに立ち寄り、また2時間ほど会話。

その後こそホテルか?! と思いきや、まさかの解散。

しかも、解散場所のスーパーの駐車場でさらに1時間話し込んでからのお別れ。

まさに「付き合い始めの初々しさ」そのもの。会話の内容や振る舞いからも、どちらも性格が良さそうで、互いにこの時間を大切に過ごそうとしているのが伝わってきました。

その姿に、「ホテル行けたらいいね」という親心すら芽生える我々探偵チーム。。。

しかし、現実は非情。3回目の調査で、2人はついにラブホテルに入っていきました。もちろん、バッチリと入退室のツーショットを撮影。

「ホテルへ行けて良かったな。」

という賛辞と共に、シャッターを切る。

そして、これが決定打となり、後日女性には慰謝料請求が行くことに。

調査を終えたあと、探偵チーム内では「久々に応援したくなる浮気だったなぁ」と妙な盛り上がりがありました(笑)

とはいえ、どれだけ微笑ましくても、我々は依頼者サイド。依頼者から見ると、浮気は“悪”なんです。調査という仕事の上では、そこは揺らがない。。。

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image by: Shutterstock.com

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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