上司部下じゃないからパワハラじゃない!と言いのける
これについて、ご遺族は公式見解を高専機構側に求めたが、高専機構としては、パワハラではないと、誤った事例を持ち出して苦しい言い訳をして、あくまでお願いの一環だと展開している。
このエリート理事は、この暴挙をした後、さすがにヤバいと思ったのであろう。もみ消そうと必死だ。ご遺族に諸々説明したいと申し出てみたり、記者会見の期日を未定にして「先延ばし」するという嫌がらせを事実上行っている状態なのだ。
こうした状態の中、高専機構は「今後も真摯に対応していく所存です」とご遺族に文書で回答しているが、態度は劣悪で以前と変わらず改善していないのに、言葉だけは「真摯に対応」というのは、誰も信じようもないことであろう。
高専機構はこうした出来事も無かった事にしたいのだろうが、もはや後の祭りである。
サッサと謝り、このエリート理事は、新社会人が入社時に受ける社会人マナー教室に通うべきだろう。これがご遺族に浴びせる言葉ではないことはAIでもわかる。これについて、某有名AIは、こう答えた。
「パワハラなどハラスメント以前の問題で、不適切な内容であり、解釈によっては、全く反省も改善もするつもりはないと遺族へ宣戦布告をしたとも受け取れる」
そして、記者会見をどうするか、これはいつまで引き延ばすつもりだろうか。
この東京高専パワハラ自死事件の第三者委員会は、いじめ等の問題ではオールスターとも言える専門家が調査をしている。その内容や提言は多くの専門家が注目に値するものであり、おおよその提言は今後の教育指導や懲戒権等にも影響を与えるものであろう。
組織のメンツなど、こどもの命や将来に比べれば塵ほどの価値もないのだから、速やかに公表すべきであろう。
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