水の重要さを知っているからこそ日本の水源を買い占め
中国での水不足については、黄文雄も数十年前から警鐘を鳴らしていました。中国の砂漠化は進行するばかりで、中国の水不足は深刻になるばかりです。中国人は水の重要さを知っているからこそ、日本の水源を買い占めるのです。日本人は今は困っていないからあまり実感がないかもしれませんが、「2050年までに、世界人口の約半数が慢性的な水不足にさらされると予測」されており、
そういう現状を知れば「水が石油になる日」が確実に近づいていて、世界中で水の争奪戦が始まるのは目に見えている。最悪、石油はなくても人間は生きていけるが、70%が水分で形成されている人間は生きてく上で水が必要不可欠なので「水源」を外国人に押さえられることがいかに危険なことかを政府は真剣に考えるべきだと切に思う。
● 中国資本に呑み込まれる日本の土地…名物投資家が警鐘「国民の多くが中国資本の下働きと化してしまう危険性」”水が石油になる日”は確実に近づいている
と言われたら、水源を外国人に買い占められることの恐ろしさが少しは実感できるでしょうか。それだけではありません。
台湾の電子部品大手・ヤゲオが、芝浦電子のTOBを発表したのをご存知でしょうか。これは単なる企業買収の話ではありません。この買収を懸命に阻止したのは、日本の電子部品大手・ミネベアミツミの貝沼会長です。詳しくは以下、報道を一部引用します。
「こういう都心のマンションは、もう日本人には買えないんですよ。みんな外国人が買って、どんどん値段が上がっているから。うちの社員も買えない値段です。マンションは百歩譲って仕方ないとしましょう。でも、日本の技術を支える会社まで海外に買われていいんですか?」
4月10日に芝浦電子へのTOBを発表して以来、貝沼会長が再三訴えているのが、日本の技術流出に対する危機感である。買収を決断した最大の理由はもちろん、サーミスタの有力メーカーを傘下に迎えることが自社の成長に資するからだ。だが「予算オーバー」でも出馬に踏み切ったのは、「先人がこれだけ苦労して作り上げてきた技術立国が、資本の自由化という言葉の下に海外に買われていく。技術も配当も吸い上げられ、労働条件も海外に決められる。これは国益に反する」という思いからだという。
● 「日本の技術を支える会社まで買われていいんですか?」“台湾の買収王”の〈芝浦電子TOB〉に待ったをかけたミネベアミツミ貝沼由久会長の“思惑”
台湾企業の日本進出は熊本に工場を建設したTSMCや鴻海などの企業により、加速しています。日台関係は今のところ良好ですからこれ自体には問題ありませんが、上記のように日本の技術まで軽々しく売ってしまうことは避けなければならないと思います。
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