出典：退職代行SARABA
仕事を辞めたいと思っても、「上司に言い出しづらい」「人手不足で辞めさせてもらえない」といった理由で、退職の意向を伝えられずに悩んでいる方は少なくありません。
特に、職場の人間関係やハラスメントが原因の場合、退職を切り出すこと自体が大きな精神的負担となります。そのような状況で頼りになるのが退職代行サービスです。
本記事では、数ある退職代行サービスの中でも知名度の高い「退職代行SARABA」に焦点を当て、利用者の口コミ・評判を紹介。さらに、サービス内容や違法性、失敗例の有無についても解説していきます。
退職代行SARABAの口コミ・評判
退職代行SARABAは、利用者数の多い人気サービスの一つです。
口コミを見ると、対応の早さや確実に辞められる安心感などを評価する声が多く寄せられていますが不満の声も一定数あり、サービスに対する評価は賛否が分かれます。
良い口コミ・レビュー
SARABAの肯定的な口コミには、次のようなものがあります。
- 対応速度が早い
- しっかり辞められる
- パワハラ環境でも無問題
- 手厚いサポートがある
- メディア露出をしている
対応速度が早い
ずっと辞めたくて悩んでいましたが、依頼してみたら当日の朝から対応してくれてすぐにやめられました。
郵送で退職届を送って、会社に行くこともなく、連絡もなにも来なかったです。
もっと早く頼めばよかったなと思いました。
本当に助かりました。
この口コミからは、申込み後すぐに実際の対応が始まり、「当日の朝から対応」といったスピード感が実際にあったことがわかります。SARABAは「即日実行」を謳っていますが、ただの宣伝文句ではないことが口コミから伺えます。
しっかり辞められる
長時間労働サービス残業の現場でやめたくて仕方がなかったのですが、ずるずる引き伸ばされてどうにもならないところをサラバさんに救ってもらいました。
他の口コミでもありましたがこんなことならもっと早く使っておけばよかったです。
この口コミからは自分一人の力では退職が困難な状況でも、SARABAなら確実に辞められることがわかります。
長時間労働やサービス残業が常態化している職場では、退職を申し出ても「後任が見つかるまで待ってほしい」などと引き伸ばされがちですが、SARABAが第三者として入ることで退職の意思を明確かつ毅然と会社に伝えることができます。
パワハラ環境でも無問題
数年前、当時大学生だったときに使わせてもらいました。飲食のアルバイトをしていたのですが、シフトで差別を受けたり(希望していない日に入れられる、シフトを減らされる)、店長に相談しても改善されず、こちらを利用してやめることができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。当時はありがとうございました。
この口コミのように、立場の弱いアルバイト学生が店長からの差別的な扱いに悩み、相談しても改善されなかったというケースは深刻です。このような状況では本人が退職を申し出ても無視されたり、さらに嫌がらせを受けたりする可能性があります。
SARABAが高圧的な相手にも対抗できる理由は単なる代行業者ではなく、法的に認められた「労働組合」だからです 。労働組合には「団体交渉権」という強力な権利があり、会社側は交渉を拒否できません。個人対会社という不利な力関係が、労働組合対会社という対等な関係に変わり、パワハラを行うような相手に対しても正当な手続きで退職を進めることができるようになります。
手厚いサポートがある
１年くらい前に別の退職代行を使ったのですが前回は、会社から訴えるぞと言われたときに代行会社は何もしてくれませんでしたが、SARABAさんはそうなった場合の対応方法なども事前に教えてくれました。
今度利用するときはSARABAさんにお願いします。
退職代行を利用する際、多くの人が「会社から損害賠償を請求されたらどうしよう」と不安を抱えています。この利用者は、以前利用した他社サービスではそのような脅しに対して何も対応してもらえなかったのに対し、SARABAは事前に対応策を教えてくれたことを評価しています。
これはSARABAが単に退職の意思を伝えるだけでなく、退職に伴って発生しうるトラブルを予測し、利用者が安心して退職できるように配慮している証拠です。このサポート体制の手厚さが、他社との明確な差別化ポイントにもなっています。
メディア露出をしている
夕方のニュースで退職代行の特集をやっていて気になり電話をしてみました。
分からないことを全て聞いてくれて退職を決意出来ました。
あっという間に退職の連絡まで終わり悩んでいた時間は何だったんだって感じです。
迷っている方がいれば電話だけでもおすすめします。
SARABAが大手メディアに複数露出しており、それゆえのサービスの透明性があります。
口コミの投稿者もニュース番組をきっかけにSARABAを利用しており、退職代行業者としての知名度としては、退職代行モームリや退職代行EXITに並びます。
悪い口コミ・レビュー
一方でSARABAには、次のような否定的な口コミもあります。
- サービス品質が低い
- 代行とは言えない
- 会社との直接連絡が求められた
サービス品質が低い
代行で一、二を争う有名なところだが、仕事内容は杜撰。
お金を払ってもらうまでは、親身だが一度お金を支払うと後は、雑な仕事をされる。
ここの良いところは料金の安さくらいだが、仕事内容を考えると割高と言わざるを得ない。
この口コミでは、入金後の対応が雑であったという厳しい評価がなされています。
このような不満が生じる背景には、利用者とサービスの間に期待値のズレがある可能性が考えられます。SARABAは手厚いカウンセリングサービスを提供するものではなく、あくまで「労働組合として法的に退職手続きを代行・交渉する」という点に特化しています。
各過程は効率化されており、退職代行も迅速に進みます。本来メリットとして捉えることができる要素ではあるものの、人によってはその対応が「淡白」あるいは「雑」だと感じてしまうようです。
代行とは言えない
金はしっかりと取るくせに仕事は適当で、結局9割近くは自分がやらされた。
評判が良いから任せたがまともな仕事をするところではない。二度と使いたくない。金をドブに捨てるのならばおすすめ。
「結局9割近くは自分がやらされた」というこの不満は、退職代行サービスの業務範囲に関する誤解から生じている可能性が高いと言えます。
退職代行の主な役割は、依頼者に代わって会社との「連絡」や「交渉」を行うこと。つまり、最も精神的負担の大きい「退職の意思を伝える」「有給休暇の消化を交渉する」といったコミュニケーションを全て引き受けます。
しかし、退職届の原本や会社からの貸与物を物理的に郵送する作業は、依頼者本人が行う必要があります。この役割分担を事前に理解していないと、「代行なのに自分でやることが多い」と感じてしまい、結果としてサービスへの不満に繋がってしまうと考えられます。
会社との直接連絡が求められた
代行を依頼したのに、会社から本人に直接確認しないと退職出来ないので直接やり取りしてくれと丸投げされた。
結局、自分で会社に連絡を取り退職したが、返金も無く何のための退職代行なのか問いたい。
これは退職代行サービスを検討中の方には非常に深刻な内容と言えます。
退職代行業者は会社側に対し「本人には連絡しないように」と要求しますが、この要求には法的な強制力はありません。ゆえに一部の企業が要求を無視し、本人に連絡を求めるケースも稀にあるのが事実です。
こういった場合、基本的には「会社からの連絡には応じなくて良い」といったことが退職代行業者からアドバイスされるのが一般的ですが、口コミからはそういったアドバイスは無かったように感じられます。
SARABA側の対応不備だったのか、あるいは会社側が強硬な姿勢を取った結果なのかは口コミから断定することができませんが、このようなリスクが少なからず存在することは、サービスを利用する上で認識しておく必要があります。
退職代行SARABAのサービス内容
出典：退職代行SARABA
退職代行SARABAは、法的に認められた労働組合が運営する退職代行サービスです。
主なサービス内容は、依頼者に代わって会社へ退職の意思を伝え、退職日の調整や有給休暇の消化、未払い給与の請求といった交渉を行うことです。労働組合であるため、一般的な代行業者では違法となる可能性のある「交渉」を合法的に行えるのが最大の特徴です。
料金は正社員、契約社員、アルバイトといった雇用形態に関わらず、一律24,000円の追加料金なし。相談は24時間365日受け付けており、依頼後は会社との連絡を一切自分で行う必要がなくなります。
万が一退職できなかった場合には全額返金保証が付いている他、退職後の転職サポートも無料で提供しており、退職から次のステップまでを包括的に支援する体制が整っています。
退職代行SARABAは違法？
結論から言うと、退職代行SARABAのサービスは合法です。その理由は前述のとおり、SARABAが単なる代行業者ではなく、「労働組合」として運営されている点にあります。
日本の法律では、弁護士資格を持たない者が報酬を得て交渉ごとを行うと「非弁行為」という違法行為にあたる可能性があります。しかし、労働組合は労働組合法に基づき、組合員のために会社と交渉する権利（団体交渉権）が保障されています。
会社側は、正当な理由なく労働組合との交渉を拒否することができず、拒否した場合は「不当労働行為」という法律違反になります。したがって、SARABAが依頼者の代理として退職日や有給消化について会社と交渉することは、法的に認められた正当な活動であり、違法性の心配は一切ないと言えます。
退職代行SARABAに失敗例はある？
退職代行SARABAは「退職成功率98%」と公表しており、一見すると失敗例があるように感じますが、実際にはSARABAが原因で退職できなかったという「失敗例」は一件も無いようです。
では、なぜ100%ではないのかというと、過去に一度だけ退職に至らなかった特殊なケースがあったためとされています。具体的には、SARABAが会社と交渉した結果、会社側から「退職」か「休職」かという選択肢が提示され、依頼者本人が「休職」を選んだことで退職には至らなかった、とのこと。
したがって、SARABAが退職代行に失敗したわけではなく、あくまで依頼者自身の最終的な意思を尊重した結果「退職成功率98%」になったようです。考え方次第では無効取引として「成功率100％」と表記することもできますが、あえて事実をそのまま伝える姿勢は評価できるポイントとも言えます。
退職代行SARABAでの退職の流れ
退職代行SARABAを利用した退職の流れは、非常にシンプルで分かりやすく設計されています。
（1）LINE・電話・メールで相談
（2）料金の支払い
（3）担当者との打合せ
（4）退職代行の実施
（5）退職届&貸与物の郵送
（6）退職
（1）LINE・電話・メールで相談
最初のステップは、SARABAへの相談です。
LINE・電話・メールの中から、お好みの方法で連絡を取ることができます。この段階で、現在の職場の状況、退職に関する希望（即日退職したい、有給を消化したいなど）、不安に思っていることなどを伝えます。なお、相談は無料であり、この時点で契約を強制されることは一切ありません。
（2）料金の支払い
相談内容に納得し、正式に依頼することを決めたら、サービス料金の24,000円を支払います。
支払い方法は、銀行振込とクレジットカードの2つ。入金が確認された時点で、正式な契約となります。
（3）担当者との打合せ
料金の支払いが確認されると、SARABAの担当者と本格的な打ち合わせを行います。
ここで会社に伝える退職理由、退職希望日、有給休暇の消化希望、返却物の有無など、具体的な内容をすり合わせます。この打ち合わせ内容に基づいてSARABAが会社と連絡を取るため、自分の希望を正確に伝えるようにしましょう。
（4）退職代行の実施
打ち合わせが完了すると、SARABAが依頼者に代わって会社へ連絡を入れます。
退職の意思を伝達し、打ち合わせで決めた内容に沿って必要な連絡や交渉を進行。この時点から、依頼者は会社の上司や人事担当者と一切連絡を取る必要がなくなります。なお、その後の進捗は随時報告されるような流れになります。
（5）退職届&貸与物の郵送
退職手続きを完了させるための最終ステップとして、依頼者自身で「退職届」と「会社からの貸与物」を郵送します。
貸与物には、社員証や健康保険証、PC、制服などが含まれ、いずれも退職届と一緒に送るのが一般的です。なお、郵送の際は、後々のトラブルを避けるためにも、配達記録が残るレターパックや特定記録郵便を利用すると確実です。
（6）退職
退職届の提出と貸与物の返却が完了し、会社が退職を正式に承認すれば全ての手続きは完了です。
その後、会社から離職票や源泉徴収票といった必要書類が郵送されてきます。SARABAのサポートは、これらの手続きが完了するまで継続するため、途中でわからないことがあっても指示を仰ぐことができます。
まとめ：退職代行SARABAが向いている人
出典：退職代行SARABA
退職代行SARABAは、その特徴から特に以下のような方におすすめのサービスです。
- 精神的にも限界で、明日からでもすぐに会社を辞めたい人
- 有給消化や退職日について、自分に代わって交渉してほしい人
- 上司や会社と一切連絡を取らずに、ストレスなく退職したい人
労働組合が運営するため、会社との交渉が法的に可能である点がSARABAの大きな強みです。料金は一律24,000円で追加料金なし、即日退職にも対応できるスピード感も兼ね備えています。
もし今の職場を辞めることで悩んでいるなら、一人で抱え込まずにSARABAへ相談してみてはいかがでしょうか。