「浮気の証拠をとりたいけど探偵に依頼するのは…」と思っている方も多いかもしれません。自分で浮気を暴こうとしている方、ちょっと待ってください。今回のメルマガ『探偵の視点』では現役探偵の後藤啓佑さんが、浮気調査において素人ができることと絶対に避けるべきことを整理して解説します。
素人にできること
探偵に依頼はしたくないけど、自分で浮気の証拠を取りたい。
「素人でもできる、浮気の証拠の取り方を教えてください」
たまに聞かれる質問です。
素人でもできるなら、俺達いらないじゃないか…
という感想はさておき、実際にはどこまでできるのだろう?
先日ふと考えてみました。
こういった時は、箇条書きにしていくとわかりやすいので、できることとできないことを書いてみます。
■できること
- LINEを覗くこと
- カマをかけて白状させること
- 録音
■できないこと
- 尾行
- 張り込み
- 撮影
- 相手方の個人情報取得
■できるけどやめたほうがいいこと
- GPS
- 問い詰める
ざっと書き出してみると、こんな感じですね。
やはり、直接の証拠となるものは、素人にはほぼ不可能です。
素人がやるとさらなるトラブルになります。
GPSの設置や問い詰めることは、素人にもできますが
それさえも失敗のリスクは絶大で、一度失敗してしまうと、相手の警戒心は高まり、探偵に依頼するという行為さえも厳しくなってしまいますので、やめたほうが無難。
■そんな中でもできること
- LINEを覗くこと
- カマをかけて白状させること
- 録音
これらもリスクはありますが、どうしても自分だけでやりたいのであれば
比較的リスクも大き過ぎないのでやってみてもいいかもしれません。
特に、録音はそこまでリスクも高くないので、チャレンジしてみるのはありですね。
とは言っても、それが“決定的な証拠”になるかは別の話。
そこで得られた情報をどのように使うかが、かなり重要になるでしょう。
結局、素人が色々とやるのにかなりの時間と労力を使うことになり、得られた情報も、“それだけでは勝負できない”ということが多々ありますので、終わってみれば、探偵に任せれば早くて正確で安上がりだった。
というケースは少なくありません。
しかし、上手い人は録音しながら、カマをかけて誘導し、白状させる。
少しずつ、相手方の情報をLINEや会話から収集し、
相手方に示談を持ちかける。
そんなことができる方もいます。
最強の素人と自負する方にはオススメの方法です。
97%ぐらいの人は、自分でやって失敗していますが
極稀に、上記の方法で自分で達成してしまう人がいるんです。
天才ですね。
ただ、1つ覚えておかなければならないのは
相手に一度「自分のことを調べている」と認識されてしまったら相手は隠れるようになり、そのタイミングでプロに頼むと、成功確率も下がり、費用も倍程度になってしまうということです。
やるなら、絶対にバレない範囲でやりましょう!
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