利益か奉仕か?大阪の激安立ち喰いうどん店に学ぶ「商売の本質」

 

先にも書きましたが、高齢者を応援するため。

このように、自身の儲けを度外視して、人のために努力を続ける商売人はいます。

お客さまの笑顔のためだけに生きていると言っても過言ではありません。

その精神は見習うべきですし、尊敬もします。

こうした商売人は全国にいます。その地域の人たちにとっては、かけがえのない存在です。

しかし、商売という観点からすると、決して正しいとは言えません。

お客さまを喜ばせるのは当然のこととしても、売る側の人が儲けることもなく、我慢しているのは間違っています。

お客さまが納得し、お店も利益が出せる「適正価格」で販売すべきです。

それが正しい商売なのです。

“映え”ばかりを追い掛け、流行に踊らされている人がたくさんいますが、そんな人を相手に「ぼったくり」をしているヤツらも多くいます。

こうした連中は詐欺師であって、商売人ではありません。

「需要と供給のバランス」だという人もいますが、間違った世の中は正さなければなりません。

お金の価値を知らないおバカさんには、気づかせるべきです。

少し話が逸れましたが、自由競争にも秩序は必要です。

正しい価値を正しい価格で販売することこそが、正しい商売です。

商売人は、このことを頭に入れておいて欲しいと思います。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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