朝の澄んだ空気にはホットコーヒーがぴったり。どんなに忙しい朝でもこれだけは欠かせません。
そんな朝のルーティンをちょっとでも効率UPさせようと、HARIOの「浸漬式ドリッパー スイッチ」を手に入れてみました。
なんでも浸漬式のこのドリッパーなら、ゆったりドリップする時間がないときでも美味しいコーヒーが作れるらしいんですよね。
どんな人におすすめ?
- 忙しい朝はタイパ重視。でも味に妥協せず、美味しいコーヒーで一日を始めたい人
- 淹れる技術に自信がなくても、毎日ブレないプロの味を手軽に楽しみたい人
- その日の気分で、手軽な淹れ方と本格的な淹れ方をスマートに使い分けたい人
まずは構造を観察してみる

「浸漬式ドリッパー スイッチ」は、美しいスパイラル模様の入ったガラスの円錐とシリコン製のホルダーで構成されています。シリコン部分に、名前の由来にもなった「スイッチ」が付いているのがポイント。

下からのぞいてみると、大きな1つ穴の中にステンレス球を発見。
これがバルブの役割を果たし、スイッチON/OFFに合わせて抽出したりせき止めたりできるようです。けっこうプリミティブな仕組みですね。

円錐型ということで、抽出には「円錐型のフィルター」が必須。ありがたいことに今回はセットに含まれており、すぐに使い始められました。
お湯を注いで2分待つだけの手軽さ

ところで浸漬式って何? という話ですが、「浸漬式(しんししき)」とは、コーヒー粉を一定時間お湯に浸す抽出方法のこと。
粉がお湯を通り抜ける一般的な「透過式」とは違い、まるでお茶を淹れるように、じっくりと成分を引き出すのが特徴です。

百聞は一見に如かずということで、付属のレシピを見ながら実際に淹れてみました。
まずは、フィルターに粉状のコーヒー豆を20gセット。

スイッチが上がっているのを確認したら、お湯を注ぎ淹れて2分待ちます。

いつもの穴あきドリッパー(透過式)だと、計りに乗せた状態でチビチビとお湯を注いで…とここまででけっこう手間がかかるところ。ところがこのHARIOのドリッパーなら、本体からこぼれない程度まで、目分量で一気にお湯を注いでOKです。

2分後にスイッチを押して抽出すると、1度に1人分(200ml程度)のコーヒーができました。
ブレない美味しさがありがたい

コーヒーのドリップって、単純に見えてすごく繊細な作業。
同じ豆を同じ量使ってもその日によって味が違うことがけっこうあるんですよね。
その点、浸漬式ドリッパーの場合は、お湯に浸してスイッチを押すだけなので、抽出による味のブレが少ないのだとか。

使い始めて1週間ほど経ちますが、確かにブレの少なさを実感していて、毎日美味しいコーヒーが飲めて良い感じです。
初心者の方にもオススメできる理由もここにあって、このドリッパーならテクニックいらずでコーヒーを楽しめます。
人気の透過式ドリッパーとしても使える

スイッチを上げた状態で使えば、透過式ドリッパーとしても使えるのもポイント。
実はこのドリッパーのガラス部分、「V60」というHARIOの名品ドリッパーと同じような構造をしています。
だから、休日の朝などのゆったり過ごせる日には、ハンドドリップのスキルアップを目指して透過式で淹れてみる、なんてこともできちゃいます。
1つで2通りの使い方できるので、なんだか得した気分になりました。
この記事は2024年11月14日に公開された記事を編集して再掲載しています。
Photo: にしやまあやか
Image: Amazon.co.jp
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