居酒屋で「粗利を生む」のは1杯目。インフレ時代の“ドリンク戦略”を再設計せよ

 

これが売上構成比率が6:4に下がるとどうでしょう?

フード  :19.8%=33%×60%

ドリンク :9.2%=23%×40%

理論原価率:29%

仕入価格が上がっていないとしても、売上構成比率が変わるだけで、理論原価率が悪化する訳です。

そして最近の居酒屋業態だと、「モバイルオーダー任せっぱなし問題」がある訳です。

居酒屋だと元々の指標に合わせるべきですが、一人あたり注文杯数は3.0を超えたいところ。

ご支援先でも繁盛店はやはり超えていますし、3.5とかを超えると粗利率も良い感じ。

しかし。

モバイルオーダーに任せっぱなしだと、やっぱり減ってしまうんですよね。

もちろん、どんどん飲む人には便利。しかしもう一杯飲むかどうか悩むお客様。

そこにはやはり「お伺いしますね!」の一言はとても大切な訳です。

これをやらないと一人辺り杯数が減る。そして飲料構成比率が下がる。そして原価率が悪化する。

この図式がずるずる行ってしまい、全品値上げとかをしてしまい客数減とかになる訳です。

そうなる前にしっかりドリンク強化しようよ! これが本来のStep1な訳です。

・売上構成比率を追い続ける

・一人辺り平均杯数をKPIにする

居酒屋においてはこの辺りを大切にしておきたいところです。

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