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記事抜粋

会合に出席した関係者の一人は、この構想をキプロスにある英国基地に例えました。

別の関係者も、グリーンランド案がキプロスの英国主権基地をモデルとしていることを確認しました。

解説

キプロスには、英国が主権を保持する二つの軍事基地が存在します。

これは駐留地ではなく英国領土として扱われる「主権基地地域」です。

1960年にキプロスが独立する際、旧宗主国であるイギリスが独立条件として基地の主権維持を認めさせた結果です。国際的にも例外的な存在です。

基地は米英同盟やNATOの作戦とも連動しています。英国が現在もグローバルな軍事行動能力を維持していることを示す象徴的拠点です。

おそらく、グリーンランドの一部に米国領土として扱われる「主権基地地域」が作られるでしょう。

それは初めからトランプ大統領が意図していたことでしょう。

「武力をつかってもグリーンランドを領有する」という発言で、関係者を驚かせた後で、本当の要求(グリーンランドに米国の基地を置く)を通すのです。

彼のよく使う交渉戦術「圧迫して妥協」です。

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大澤 裕この著者の記事一覧

・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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【著者】 大澤 裕 【月額】 ¥330/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 日曜日

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