意味不明すぎる「バカバカしい選挙」。解散には反対も“自民大勝予想”が出る異様な構図の正体

 

いったん立ち止まった「立憲民主党支持」の多くの有権者

一方、ラジオを聴いていると、多くの番組のパーソナリティーやコメンテーターが、高市首相の「大義なき解散」を厳しく批判し続けていますし、全国の受験生や豪雪で選挙どころではない地域の人たち、海外にいて在外投票が間に合わない人たちへの配慮のなさを批判し続けているのです。中には歴代の自民党の首相が政権延命のために私物化して来た「解散権」の見直しに言及したコメンテーターも複数いました。

高市首相が解散を発表した直後、TBSラジオ『スタンバイ!』で「解散の是非」を問うメール募集が実施されたので、あたしはすべて文字起こしして、このコーナーで紹介しました。その時は、山ほど届いたメールのうち、解散に「賛成」は3通だけで、残りはすべて「反対」でした。その上「賛成」の3通も、うち2通は「選挙で裏金議員を落選させてやる」というような反対派からのもので、高市首相を支持するメールは1通だけだったのです。

これは『スタンバイ!』に限ったことではなく、多くの番組が同じような論調であり、番組内で読まれるメールも高市首相を批判するものが大半です。それなのに、嗚呼それなのに、それなのに…というわけで、どうしてこんな世論調査の結果になったのでしょうか?あたしとしては、自民党の裏金議員や統一教会議員が軒並み落選して大幅に議席を減らし「世論調査は不正確でした。チャンチャン♪」というのが理想的なエンディングです。

しかし、さすがにそこまでは望めそうもないので、今回は世論調査の通りになったと仮定した上で、その原因を考察してみたいと思います。

世論調査の通り「自民党の大勝」となった場合、最大の疑問点は「今回の解散には反対の人が多数」なのに「自民党に投票した人が多数」という矛盾です。つまり、世論調査の結果が現実となった場合には「解散には反対なのに自民党に投票した」という有権者が相当数いたことになります。で、この謎を解くために、めっちゃ久しぶりですが、頭脳は子どもでもベッドでは大人の女、迷探偵キッコナンに登場してもらいました。

キッコナン 「こんなに簡単な謎を解くのはビフォーブレックファスト、朝飯前よ♪」

きっこ 「待ってました!」

キッコナン 「これまで何度も大義なき解散で政権延命を繰り返して来た自民党政権だとは言え、今回ほど身勝手きわまりない解散は過去最悪レベル!だから多くの人が反対するのは当たり前なのよ。でも、解散に反対と言った人たちも、実際に解散して選挙が始まれば頭を切り替えなきゃならない。だって『解散に反対なので投票は棄権する』なんて言ったところで意味ないでしょ?」

きっこ 「そりゃそうね」

キッコナン 「解散に反対した人たちも、その多くが頭を切り替えて投票先を考え始める。特に今回は、これまで野党第1党の立憲民主党に投票して来た有権者の多くが、いったん立ち止まったのよ」

きっこ 「ああ、中道改革連合ね!」

キッコナン 「そう!立憲は公明の組織票が欲しかったみたいだけど、今回の結党は、これまで自公の連立政権に反対して立憲に投票して来た支持者の多くにとって『はぁ?』ってことだったわけ」

きっこ 「ふんふん」

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