■さいごに
人が「うまく」生きたいと望む限り、「ライフハック」は死にません。名前が変わり、テクニックが代わり、具体的に何を欲するのかは変わっても、生という営みにおいて、何らかの関与を行い、それを行わなければ得られなかった「成果」を手にしようとする姿勢は生き残り続けるでしょう。
もしかしたら、そうしたさまざまな工夫を一つの視座で体系的にまとめることもできるのかもしれません。なにせ人の生に関わってくる要素などそこまでバリエーションはないものです。「ライフハック」の話題を今でも見かけること、そして古代ギリシャの哲学があいかわらず効果を持っていることなどは、その証左かもしれません。
いや、そうではないのでしょう。たぶん、そのようにまとめてみたい、というのが私が欲する「うまく」生きたいの一部を成しているのだと思います。情報がバラバラに散らばっていて、同じような話題がぐるぐると循環している様子が堪え難い。それをなんとか変えてみたい。
そのような欲望とどう付き合うのか──可能であれば生計に役立たせるようにできないのか──ということもまた、”生きることの工夫”に含まれているのだと、そんな風に思います。
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