予算が欲しけりゃ票いれろ。権力を誇示し「予算の大幅カット」を得意げに語った“ヤナちゃん”こと簗農水相の傲慢ぶりと高市早苗の任命責任

 

「パワハラ気質」の持ち主でもあるらしい簗和生という人物

減額させた理由について、こう説明した。

2つの要件がありますので言っておきます。1つは、首長が「自民党の国会議員はいらない」という行動をとった。2つ目の要件は、票数。多くの市民・町民が、そういう判断をしたということですから。そうであれば「自民党は必要だ」というところに、多く回すのが当たり前の話ですから、それをやりました。

那須烏山市長と那珂川町長が自民党公認の自分を支持せず、他陣営の応援に回った。市民や町民も選挙区で勝てるだけの票を投じてくれなかった。それなら、予算は支持してくれた自治体に回すのが当たり前だと、平気な顔で言う。

私は、いま、筆頭副幹事長という立場になって、「幹事長室にちょっときてくれ」って言えば、こんなことはできるんですね。

当時、簗氏は自民党の筆頭副幹事長だった。役人を幹事長室に呼びつければ、言うことを聞くと豪語する。参加者が仲間内とはいえ、品位のかけらもない。人徳、識見があり、選挙にも強い政治家なら、こんなあからさまな言い方で支持者をつなぎ止める必要もない。

その衆院選で、高市首相は簗氏の応援に駆けつけていた。

もうとにかく私の大事なやなちゃん。私の知恵袋のやなちゃん、いなかったら大変、本当に大変です。日本列島を強く豊かに。挑戦しない国に未来はない。

私の大事なやなちゃん。だから、投票を。気持ち悪くないか。

21年衆院選で4選を果たした簗氏は党農林部会長に就任した。直属の上司に当たる政調会長を務めたのが、高市氏だった。その縁もあって、昨年の総裁選では高市氏に農政をレクチャーし、信頼を得た。首相が今回の内閣改造で一本釣りしたお気に入り入閣組の一人だ。

だが、往々にして上司への忠誠心の強い政治家は、下の者に厳しい。「人格を否定するような言葉で人を責める」と元秘書が語るパワハラ気質の持ち主でもあるらしい。

それにしても、記者会見での簗氏の説明はひどいものだった。

国土交通省に問い合わせをし、その内容について、地元の自民党支部の会合で報告をしたのが事実です。問い合わせをしたということで、そういった趣旨の考え方、意図的なものを伝えたということはありません。

国交省が決めた個所付けの数字を問い合わせ、それを報告しただけで、予算カットをするよう働きかけたことはないという。それなら、あの発言は自分の力を大きく見せるためのハッタリなのか。

誤解を招くような部分については、真摯に受けとめ、今後、こういった誤解を招くようなことがないように、しっかりと職務に臨んでまいりたい。

誰がどう誤解したというのだろう。言っていることを、素直に受け取っているだけではないか。「誤解」は失言をごまかすための政治家の常套句のようなものだが、これはあまりに馬鹿げた釈明だ。

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