家族を亡くした悲しみ、帰れぬ苦しみ。括れない3.11被災地の苦悩

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これまで3度に渡り、被災地ボランティアに参加して知り得た福島県の現状などについて伝えた無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教諭の松尾英明さん。今回は、松尾さんが痛感したという「東北各県ごとに抱えている問題の違い」について記されています。

被災地と一言でいっても

東北の各地は「被災地と一言では括れない多様さがある。津波の直接的被害を受けた方々と、福島の原発問題に絡む被害を受けた方々は、苦しみの種類が別である。

例えば、本メルマガ読者の方に教えていただいた次の本には、岩手の方々の苦しみが綴られている。

●『教育を紡ぐ──大槌町 震災から新たな学校創造への歩み

途中が苦しすぎてなかなか読み進められないが、読むだけでもこの苦しみは想像を絶することが感じられる。人の生死が直接的に関わる。生きていること自体がいかに恵まれているかも、思い知らせてくれる。

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