フランスのマクロン大統領は15日、カルロス・ゴーン被告について「拘束や取り調べの状況は私には満足いくものと思われない」と何度も安倍晋三首相に伝えていたことを明らかにしたと共同通信、日本経済新聞などが報じた。
「安倍晋三首相に対して複数回、カルロス・ゴーン被告の勾留や聴取の条件が満足いくようにはみえないと伝えた」。フランスのマクロン大統領が明らかにしました。https://t.co/G0cDVz3kcL
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) January 15, 2020
何度も改善要請
マクロン大統領は、レバノンへ逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告に関し、拘束や取り調べなど日本で勾留されていた時の環境について、何度も改善を要請していたことを明らかにした。ゴーン被告の逮捕後、安倍首相とマクロン大統領は複数回会っており、その際に伝えたとみられている。
逃亡については「ノーコメント」
また、マクロン大統領は被告の逃亡について「コメントしない」とし、「フランスは関与していない」と述べた。
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