新型コロナウイルスによる肺炎で、新たに1名の死亡と医療従事者15名の発症が確認されたことがわかったと毎日新聞、産経新聞などが報じている。中国国営新華社通信によると、中国政府の専門家グループは遺伝子検査の結果から、「ヒトからヒトへの感染を確認した」と表明しているとのこと。武漢市当局はこれまで「ヒトからヒトへの感染が続くリスクは比較的低い」との見解を示してきたが、事態はより深刻さを増している。これで21日現在で確認された新型肺炎による死者は4人となる。
【中国肺炎】4人目の死者
医療従事者14人も感染。WHOは、22日に緊急委員会を開催。緊急事態宣言が出されれば、昨年7月のコンゴでのエボラ出血熱以来となる。まもなく、中国は春節を迎える。https://t.co/Ul9YzEg6l9— 産経ニュース (@Sankei_news) January 20, 2020
死者4人の新型コロナウイルス
中国国内の感染者は、武漢で198人、広東省で14人、上海市で1人。習近平国家主席は20日、「新型ウイルスは徹底的に封じ込めなければならない」と述べた。国家衛生健康委員会は19日、検査の強化と患者の治療、症状や情報の開示を求め、予防措置の指導などのために対策チームを各地に派遣している。
やっと危機感を持ち始めた現地の人々、マスク完売も
先々週までは「大したことない。大丈夫でしょ」と話していた現地の人々も、報道と被害の数に「今になって心配」と話し、心境に変化が現れている。中国に住む日本人からの情報として、現地で働いて風邪による熱でダウンしたというある日本人は、解熱後に日本へ帰国するが、熱が出ていた旨を日本の空港できちんと申請すると話していたという。また、中国本土では、上海など一部の大都市圏でマスクが完売し、手に入りづらい地域も出てきているという情報も入ってきた。マスク200枚をネットで購入したという男性は「2月4日以降の発送になるらしい」と話した。武漢にある病院では、医療関係者の服装にも変化が見られた。
武漢にある病院。医療関係者が凄い格好で勤務している pic.twitter.com/xGQQSvgii6
— fang♀️ (@fangyori) January 20, 2020
【武汉高压管控舆情,令民众轻视防疫工作】
【 “酒楼里面还是夜夜笙歌”】
武汉市新型冠状病毒感染肺炎确诊病例急增超过一倍,死亡人数增多一人。有武汉的地方干部坦承,在中国大陆,尤其是武汉,由于政府以高压方式管控舆情,令民众错误认为疫情并不严重,因而疏于防备,她更呼吁旅客不要来武汉了。 pic.twitter.com/ADrgvEG8pF— 自由亚洲电台 (@RFA_Chinese) January 20, 2020