城田優「今後は提訴」止まぬ芸能人への誹謗中傷、過去には事件も

2020.05.29
by tututu
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22歳の若さで亡くなった人気女子プロレスラーの木村花さん。恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演してからSNS上での誹謗中傷を受けるようになり、それが木村さんを死へ追い詰めた原因とみられている。木村さんの死をきっかけに芸能人たちも動き出した。そんな中、俳優の城田優さんのツイッターが話題となっている。

悪質なコメントに毅然とした態度で臨む城田さん

城田さんは自らのツイッターの中で、「ずいぶん前から『表に立つ仕事をしているのだから誹謗中傷があるのは当たり前』いうような風潮がありますが、職業などは関係ありません」とし、行き過ぎた悪口は立派な犯罪行為であり、もっと徹底的に厳しく取り締まるべきです」と述べている。その上で、「もはや生活の一部となった今だからこそ、SNSの使い方を見直すべきだと思います」とツイートした。

拡散された城田さんのこのツイートに対し、早速目に余る誹謗中傷の書き込みが。城田さんは毅然とした態度で、「こういう発言。今後は提訴していきます」と述べた。(コメントは現在削除されている)

芸能人の誹謗中傷にまつわる過去の事例

芸能人は誹謗中傷を受けやすい。最近の誹謗中傷に関する事例として思い出されるのは、AKB48の元メンバーでタレントの川崎希さん。匿名の掲示板に川崎さんを誹謗中傷する書き込みが多数あった。その中には、自宅への放火を示唆するようなものもあり、書き込みはどんどんエスカレートしていった。

事態を重く見ると同時に身の危険を感じた川崎さんは、弁護士に相談。掲示板の運営会社を通して、書き込んだ人物を特定し、女2人が東京地検に書類送検されている。書き込んだ側からすれば軽い気持ちかもしれないが、匿名で誹謗中傷するということは事件にまで発展することがあるのだ。

追随する芸能人が増えていく

木村さんの死をきっかけに、SNS上での誹謗中傷に対して、強い態度で対応していくとコメントする芸能人や著名人が増加した。これを受け、自らのコメントを削除したり、弁護士事務所に「誹謗中傷してしまったが大丈夫か」などの問い合わせも増えているという。

●木村花さん死去で「中傷した側」から弁護士へ相談急増に怒りの声

今後もこの動きは加速していくとみられるが、しかしそれでもなくならないのが誹謗中傷。城田さんがツイートした通り、SNSの使い方を見直したり、何らかの法整備が急がれているのかもしれない。

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