Q:いいキーボードなんて、わざわざ買う必要あるの?
A:幸せになるためさ。
ずっと疑問に思っていました。キーボードにお金をかける理由がどこにあるのだろう、と。
だって、高級なキーボードを使ったところで、書く文章の内容、アウトプットは変わらないわけですよ。そりゃあ、多少の打ちやすさの差はあると思いますよ。でも、ねぇ……?
──私はそんな人間でした。ずっと、キーボードに投資する必要なんてないのでは? と思っていたのです。
ですが、今私は、この文章をわざわざ買った外付けキーボードで打っています。それも、自分でスイッチを交換して、カスタマイズしたメカニカルキーボードです。
私がここまで変わってしまった原因は、今年購入した「Keychron K8 ワイヤレス・ゲーミングメカニカルキーボード」。
「一体何が起こったのか?」今回はそれを語ろうと思います。
キーボード懐疑派の私が、あえて購入した理由
「キーボード、なんでもいいじゃん」と言っていた私がなぜキーボードを買ったのか?
それはゲームのため。ゲーミングPCを今年、初めて買ったのですが、間に合わせで用意した安いキーボードだとゲームプレイの面でいろいろ厳しく……。
かといって「ガチゲーマー」を目指すつもりもないので、「程よくゲーミングに対応できて、お手頃な価格帯で、でも長く使えるキーボードを」と、このKeychron K8を購入したわけです。
結構わがままな考えだったと思うのですが、結果的にKeychron K8はそれらを完全に満たしたばかりか、それ以上のものをもたらしてくれました。
なぜなら、もはやゲームより普段の仕事で使うほうが多くなっているレベルなのですから……。
やっぱりゲーミング仕様はモノが違う

Keychron K8は一個一個のキーに機械式のスイッチが入っているメカニカルキーボード。しっかりとした耐久性と、たしかな打鍵感が得られることが魅力のメカニカルキーボードの中では、エントリー的な価格帯の製品です。

グレーのトーンが印象的なキー。escキーのオレンジがいいアクセントになっています。
配列はUS配列を選択しました。理由は、海外のゲームはUS配列前提でつくられているのと、キーキャップなどのカスタマイズの選択肢が豊富だからです。あとは、せっかくなのでちょっと冒険したくなっちゃいました。

フレームはアルミ製。しっかり堅牢な印象で、長く使えそう。
ただし結構重めなので、持ち歩きにはちょっと向かないかも(私は意地で持ち運んでいるのですが、その代償として肩こりと戦っています)。

ホットスワップ(後述)対応、LEDバックライトはカラフルなゲーミング仕様。もちろん、シンプルな白ライトにすることも、完全にオフにすることもできます(ホワイトLEDのモデルもあります)。
私は正直、そんなにカラフルなエフェクトにメリットを感じていないので、オフにして使っていることが多いです。オフィスでピカピカしても困るし。

平置きと2段階の高さが選べるスタンド。
最初は平置きで使っていたのですが、試しに高い方のスタンドを利用してみたら、感動的に打ちやすくなり、それ以来、常時スタンドを立てて使っています。
タイピングが快感に変わった

実際にメカニカルキーボードでタイピングしてみると……いやはや、やっぱり違いました。
一打一打、しっかりした打ち応えが指先に伝わってきて、それと同時に「カタカタカタ……」と心地いい打鍵音が。たとえるならば……時々、めちゃくちゃ「何度も押したくなるボタン」に遭遇するかと思うのですが(私だけ?)、それが目の前にズラーっと並んでいるような感じなんです。
……あれ、これ楽しいぞ! いつもと変わらない企画書作成の作業も、一文字一文字からタイピングする喜びが。
どっしりしたアルミフレームのおかげで安定感も抜群、タイピングの勢いを止めません。スタンドもしっかり本体を支えてくれているので、ガタつくことはなし。そのうえ、傾斜のおかげでキーボードの立体感が際立ち、ミスタッチも減りました。
こうして人はキーボードに沼ってゆく

そんなわけでルンルン気分で、手に入れたばかりのキーボードをオフィスにも持ち出して使っていたのですが、気になることが1つ。
それは音です。
私が購入した「赤軸スイッチ」のモデルはそこまで音は大きくないのですが、それでもやはり、オフィスで使うとなると目立ってしまうもの。
そこで私は、カスタマイズを決意。ホットスワップを実行しました。
正確に言うとホットスワップというのは、ハンダづけのような作業不要で、手軽にキーボードのスイッチを交換できる機構のこと。スイッチを変えれば、同じキーボードであっても違う打ち心地、違う打鍵感が味わえるのです。

私がホットスワップに選んだキースイッチは「Kailh Deep Sea Silent Pro」。その名のとおり、静音性に優れたスイッチです。
実際に変えてみると、その打鍵音は「スコスコスコ……」と丸みを感じさせるソフトなサウンドに。これはこれで、たまりません。
打ち心地のほうもどことなく、「しっとりした」ようなイメージの感触で、思わず「スコココココ……!」と連打したくなる絶妙な感覚。
音の問題を解消するためのカスタマイズだったのですが、よりキーボードの快感を強める結果に。
もしこの打鍵感に飽きたり、あるいは持ち歩きをやめて完全に自宅用に切り替えて、静音性よりも音にこだわりたくなった時は、またホットスワップすればOK。これからもずっと付き合っていけそうです。
そんなキーボードとの明るい未来に思いを馳せている時に、ふと気づきました。「こうやって人はキーボード沼にハマっていくのだろう」と。
「なんでわざわざ、いいキーボードを買う必要があるのさ?」そんなことを言っていた過去の自分に、今の私なら「幸せになるためさ」と答えるでしょう。
タイピングが楽しいと、大体の作業は楽しい。たとえ、気乗りしない仕事であったとしても、1つだけ「タイピングが気持ちいい」という楽しみは用意されている。──それって仕事に対する、究極の投資ではないでしょうか?
今となっては、私はあらゆるデスクワーカーにとって、お気に入りのキーボードを買うことが究極のソリューションになるのでは、とさえ思っています。
ぜひ、これを読んだみなさんも、まずは家電量販店の店頭でキーボードに触ってみることからでいいので体験してみてください。
その時、きっと私が伝えたいことを指先で理解してもらえるはずです。
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ライフハッカー編集部 内藤青也

ライフハッカー編集部員。便利ツールやアイテム、マインドセットなどを総動員して「仕事をもっと楽しくする方法」を日々探求&発信中。そのほか気鋭の起業家へのインタビューシリーズなども担当。「いかに手間をかけずにおいしいコーヒーを淹れるか?」にこだわる。
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