ポイントは発想と行動力。陶芸家が実践する、賃貸OKの収納術とは?|暮らしのアイデア

2026.01.25
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Photographed by Shoya Kitano

都内23区の閑静な住宅街で暮らす、金子良さん。

18歳でフランスへ留学し、その後は代官山のTSUTAYA勤務、雑貨屋オーナーなどを経て、現在は現代陶芸家として活動しています。

アイデアをそのまま形にする金子さんの陶芸は、実用性よりも「おもしろさ」を重視。「思いついたものをすぐ形にできるのが、陶芸の楽しいところ」と話すように、“陶芸”のイメージに縛られない自由な作風が金子さんの持ち味です。

そんな金子さんのお部屋を紹介した記事に続き、この記事では金子さんが実践する暮らしのアイデアを紹介します。「買わないのは自分でつくれない家具だけ」と話す金子さん。発想とDIYでつくったこの部屋の秘密を、さっそく拝見します。

お部屋紹介編はこちらから↓

お名前(職業):金子良さん
場所:東京都
面積:1LDK/40㎡
家賃:129,000円
築年数:33年
住宅形態:アパート

暮らしのアイデア①
家具は試しにつくってみるのもアリ

この部屋にあるほとんどの家具を、金子さんは自作しています。

家具を買うのではなくDIYしようと思ったきっかけは、アメリカの美術家ドナルド・ジャッドの作品集。「この作品集を見ていると、家具づくりが簡単に思えてくる」と話す金子さんですが、DIYに踏み切った理由は、単に「つくれそうだから」だけではありません。

「市販の家具って、結構いいお値段するじゃないですか……。なかには、値段と釣り合わないなぁと感じるものもあります。だったらDIYで、自分の好きな素材や生地を使ってつくる方がいいんじゃないかなと」(金子さん)

陶芸の作品に加え、DIY工具や雑貨など、“ものが多い”と自負する金子さん。だからこそ、自作した家具にはこんなギミックを仕込んでいました。

「ベッドのヘッドボード裏に空間をつくり、資材や木材の切れ端を収納しています。デッドスペースになりがちな部分も、DIYをすれば収納スペースとして有効活用できるんです」(金子さん)

暮らしのアイデア②
意外と簡単に取り外せる洗面収納

次に金子さんが案内してくれたのは洗面所。

ステンレス製のキャビネットがあり、その上にはタオルなどを置くための棚が設置されています。棚はあとから増設されたもので、金子さんによるDIY。

また、ステンレスキャビネットにもある秘密があります。

このキャビネットは、DULTON(ダルトン)で購入した「STAINLESS STEEL CABINET」。もともと取り付けてあった洗面棚を取り外し、後から設置したものでした。

「もともとは日本の賃貸でよく見る、乳白色のプラスチック製キャビネットが取り付けられていました。それが気に入らず自分で交換。備え付けの洗面棚もネジでとまっているだけのシンプルな仕組みなので、実は簡単に取り外すことができます」(金子さん)

歯磨きなどの生活感が出るアイテムは、キャビネットの中にまとめて収納。

ちなみに、金子さんが暮らすこの部屋は賃貸のため、壁に穴を開けて取り付けるのはNG。そのためベニヤ板に直接ステンレスキャビネットを固定し、もともとあったビス穴を活用して、ベニヤ板ごと壁に取り付けています。

「ステンレスキャビネットに取り替えるだけで、賃貸特有の生活感をかなり抑えられます。歯磨きなどの散らかりも解消できるので、本当に取り替えてよかったですね。ただ、場所の都合上どうやってもおしゃれに撮影できず、インスタに載せづらいのが唯一の悩み……(笑)」(金子さん)

暮らしのアイデア③
見えなければすべてよし?

現在の住まいを探す際、“持ち物が全部入る間取り”が条件だった金子さん。ぱっと見では生活感を感じませんが、クローゼットの中は“テトリス状態”だと話します。


「以前までは部屋の一角に倉庫がありましたが、その倉庫は解体してソファにしました。中に入っていたアイテムはほかの場所に収納しないといけなくなったので、部屋のいたる部分を収納スペースとして使っています」(金子さん)

小物入れとして使っているのは、無印良品の「ポリプロピレンケース」。

クローゼットはもちろん、ベッドのヘッドボードや壁裏など、空いているスペースを総動員。最近では「下駄箱はいらない」と判断し、玄関のシューズボックスも道具入れとして動員されています。

「どうしてこんなにものが多いんだろう……」と話す金子さんですが、収納されている道具や資材はすべて、この部屋をつくるために使われたもの。

何かをつくるために道具を買い、その道具をしまうためにまた新たなものがつくられる。

金子さんの部屋は、こうして進化を続けていきます。

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提供元:ROOMIE

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