「睡眠時間は0~3時間が常態化している」と語ってきた高市首相。最近は漢方薬の服用によって熟睡できるようになったともされていますが、慢性的な睡眠不足が心身に与える影響は決して小さくありません。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では、著者で国際政治経済学者の浜田和幸さんが、高市首相の睡眠をめぐる発言をきっかけに、最新の研究から見えてきた睡眠時間と健康の関係、そして日常生活で意識したい睡眠習慣について考えます。
睡眠と健康の関連性:高市首相は大丈夫か?
ぶっちゃけ、「睡眠時間は0~3時間が常態化」と、寝ていない自慢をしていた高市首相ですが、最近、「地元・奈良県産の漢方薬を服用して熟睡できるようになった」らしいですが、本当に健康なのでしょうか?
コロンビア大学の最新の研究によれば、睡眠時間が短過ぎても長過ぎても、脳、心臓、肺、免疫系、その他の臓器における生物学的な老化が加速することが明らかになりました。
学術誌『Nature』に掲載されたこの研究では、構造的な医用画像、臓器特異的なタンパク質、及び血液中の分子から生物学的年齢の指標を算出。
研究チームは、参加した50万人のデータから導き出された23種類の生物学的「老化時計」を分析し、老化の進行が最も緩やかになる睡眠時間の「最適範囲」が1日6.4時間から7.8時間であることを特定しました。
今回の結果は、睡眠時間が身体全体の生理機能に深く組み込まれており、全身に広範な影響を及ぼしていることを示唆しています。
曰く「これまでの研究で、睡眠は老化や脳の病理学的負荷と密接に関連していることが分かっていました。今回の研究は更に一歩進んで、睡眠時間が短過ぎても長過ぎても、ほぼすべての臓器で老化が加速することが判明」。
分析の結果、身体全体にわたって明確なU字型のパターンが明らかになり、睡眠時間が短い人(6時間未満)や長い人(8時間超)は、最適範囲にある人と比較して、生物学的な老化が加速する傾向が見られたとのこと。
老化の進行が最も緩やかだったのは、1日の睡眠時間が6.4時間から7.8時間の人々でした。
要は、個人差はあるでしょうが、7時間睡眠が理想といえそうです。
また、この研究では、睡眠時間と数多くの慢性疾患との間に広範な関連があることも特定されました。
報告書によると、睡眠時間の短さは、うつ病、不安障害、肥満、糖尿病、高血圧、虚血性心疾患、および不整脈と関連していることも判明。
睡眠時間が短い場合も長い場合も、慢性閉塞性肺疾患、喘息、そして胃炎や胃食道逆流症を含むいくつかの消化器疾患との関連が認められたのです。
では気になる対策ですが、日中に明るい光を浴び、規則正しい睡眠スケジュールを維持することに尽きるようです。
ぶっちゃけ、時には漢方も有益でしょうが、自然の力に着目した生き方こそが高市首相に限らず、我々一人一人に必要ではないでしょうか?
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