法人口座を作れないとどうなる?審査落ちの理由はブラックリスト?作れない人におすすめの銀行口座2選

2024.10.17
by MAG2NEWS編集部I
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法人として活動するにあたり、法人口座の開設を検討している方は多いでしょう。

しかし、作るには必ず審査があるため、「審査に落ちてしまった」と否決される方が一定数いるのも事実です。

では、法人口座が作れないとどうなるのでしょうか?

本記事では、「どこも審査に通らなかった」「合同会社で法人口座なし」といった銀行口座を作れない場合のデメリットについて解説します。

さらに、よくある審査落ちの理由や作れない人におすすめの口座2選に関してもお伝えします。

法人口座を作れないとどうなるのか気になっている方は、ぜひ一読ください。

 

法人口座を作れないとどうなる?合同会社で法人口座なしなど銀行口座を作れない場合のデメリット

会社を設立したばかりで、「法人口座を作れないとどうなるの?」と不安に思う方もいるでしょう。

結論、法人口座がなくても事業は展開できます。

決して必須ではないため、「経営が成り立たない」「廃業しなければならない」といったリスクはありません。

しかし、作れないとさまざまなデメリットがあるのも事実です。

そこで最初の項目では、法人口座が作れないとどのようなデメリットがあるのか解説します。

  • 会社としての信頼性を損ねる
  • 資金管理が複雑化する
  • 税務監査で問題が起きる

会社としての信頼性を損ねる

法人口座が作れないと、会社としての信頼性を損ねる恐れがあります。

なぜなら、「法人口座が作れない=銀行が信頼できないと判断した会社」というイメージを持たれてしまうからです。

すると、取引を検討している企業も「この会社は信頼できない」と判断します。

さまざまな取引に悪影響を及ぼしてしまうので、多くの企業と関わりを持つ方にとっては大きなデメリットとなります。

 

資金管理が複雑化する

法人口座が作れないと、事業資金と個人のお金を同じ銀行口座で管理しなければなりません。

当然、経費や収入の区分が曖昧になるため、税務処理や会計処理が複雑になります。

法人口座を持っている企業と比べると、お金の管理にかかる時間と手間が増えてしまうので、コア業務にも支障をきたす可能性も考えられるでしょう。

 

税務監査で問題が起きる

法人口座がなければ、仕事とプライベートのお金を一緒に管理しなければなりません。

すると、政務所の監査が入った際に、不正と見なされるリスクが高くなります。

最悪の場合、過少申告や誤申告として罰則の対象となり、罰金の支払いを命じられる恐れがあります。

このように、税務の透明化を図る意味でも法人口座の開設は重要です。

 

法人口座を作れないよくある審査落ち理由とは?

法人口座の審査に落ちる理由はさまざまです。

その中には、よくある原因も含まれているので、本項目で詳しく解説していきます。

  • 事業内容が不明瞭
  • 事務所がバーチャルオフィスやシェアオフィス
  • 代表の信用情報に問題がある

事業内容が不明瞭

法人口座の審査では、必ず事業計画書等の提出を求められます。

理由は、違法性のある業種に関与していないか調査するためです。

そのため、事業内容が不明瞭だと「違法な取引に使うのでは」と疑いの目を向けられて、口座開設の審査に通らない恐れがあります。

他にも、ギャンブル関連、アダルトビジネス、仮想通貨関連といった事業内容は、法的な規制が厳しく法人口座の開設が困難です。

申し込む際は、健全な事業だと証明できるよう、具体的な内容をグラフや数日を使って説明しましょう。

 

事務所がバーチャルオフィスやシェアオフィス

事務所やバーチャルオフィスやシェアオフィスだと、「ペーパーカンパニーでは」と疑いの目を向けられます。

ペーパーカンパニーは、犯罪組織が作る会社としても有名なので、法人口座の開設は非常に困難です。

健全な運営をしている会社でも、バーチャルオフィス等は厳しめにチェックされるので、事業計画書等の作成を入念に行いましょう。

 

代表の信用情報に問題がある

法人口座の開設では、代表者の「信用情報」がチェックされます。

信用情報とは、個人のクレジットカードやローン等のあらゆる金融に関連する利用履歴が記載された記録です。

会社としての財政状況に問題がなかったとしても、代表者が過去に長期延滞や債務整理をしていると、「この人は信頼できない」と判断されます。

現在、クレジットカードやローンを利用している方は、滞りなく支払いましょう。

すでに金融事故を起こした方は5年〜10年にわたり記録が残るので、期間が経過するまで不利な状態が継続します。

とはいえ、事故情報扱いの人と取引してはならないといった法律はないので、企業の売上や事業計画等でカバーしましょう。

 

法人口座の審査がゆるいのは?作れない人におすすめ

法人口座の開設は、どこも厳しい審査を実施しています。

なぜなら、近年は法人口座を悪用した犯罪が横行しているからです。

日本では、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」が制定され、各金融機関に対して取引時の確認等を行うよう国が通達を出しています。

そのため、審査がゆるい法人口座はありません。

しかし、すべての銀行が同じ審査基準を設けているわけでもないため、中には間口が広い口座が存在します。

そこで続いては、「法人口座が作れない」と嘆いている方におすすめの口座を2つご紹介します。

  • GMOあおぞらネット銀行
  • 住信SBIネット銀行

 

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行」の法人口座は、バーチャルオフィスやシェアオフィスでも開設できます。

他社では、2年以上の事業実績を証明する書類を求められますが、GMOあおぞらネット銀行では必要ありません。

創業期や赤字決算、税金滞納中であっても、将来性があると判断できるなら受け入れてくれます。

口座維持費は無料なので、コストをかけたくない方にはおすすめです。

ちなみに、他行宛ての振込手数料は一律145円に固定されています。

取引件数が多い方はお得に振込ができるため、多くの企業と付き合いのある事業者の方は、ぜひ開設を検討しましょう。

口座維持費

無料

振込手数料

  • 当行宛:無料
  • 他行宛:一律145円(振込料金とくとく会員は129円/件)
  • 毎月20回まで他行宛無料

口座開設時間

最短即日

オンライン完結

ビジネスローン金利

年利0.9〜14.0%

融資枠

1,000万円

GMOあおぞらネット銀行の法人口座の詳細はこちらから

 

住信SBIネット銀行

住信SBI

住信SBIネット銀行」の法人口座は、事業計画書や印鑑登録証明書等のわずらわしい書類なしで開設できます。

開設に必要な書類は運転免許証のみです。

少ない書類で審査してくれるうえに最短翌営業日で開設が完了します。

申し込みはパソコン・スマホから24時間いつでも可能なので、手間と時間をかけずに法人口座を持ちたい方にはおすすめです。

ちなみに、口座開設後も専用のアプリを使えば、スマホから振込や入出金の確認ができます。

法人口座を外出先でも利用したいなら、住信SBIネット銀行を検討しましょう。

口座維持費

無料

振込手数料

  • 当行宛:無料
  • 他行宛:一律145円

口座開設時間

最短翌営業日

オンライン完結

ビジネスローン金利

年利0.9〜14.0%

融資枠

3,000万円

住信SBIネット銀行の法人口座の詳細はこちらから

 

法人口座の再申し込み時に押さえたいポイント

法人口座を開設する審査に落ちたからといって、再申し込みができないわけではありません。

しかし、状況等に変化がないのに再申し込みしても、結果は前回と同じ審査落ちとなります。

再申し込みを検討している方は、以下のポイントを押さえてからにしましょう。

  • 必要書類の不備をなくす
  • 信頼性があると証明する
  • 健全なビジネスを運営していると証明する

 

必要書類の不備をなくす

法人口座の開設では、次のような書類を求められます。

  • 登記事項証明書(履歴事項全部証明書)
  • 法人印鑑証明書
  • 決算書
  • 納税証明書
  • 事業計画書
  • 代表者の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
  • 定款 等

提出すべき書類が多いと、準備に手間がかかりミスも発生しやすくなります。

しかし、書類の不備は信頼性を損ねる事態に繋がる恐れがあるので、面倒でもしっかり確認しながら準備を進めましょう。

また、申込書類への記入内容と提出書類に食い違う点があると、「虚偽申告では」と疑いの目を向けられる可能性があります。

申込書類への記入にも気を配るようにしてください。

 

信頼性があると証明する

銀行は、事業の安定性を重要視します。

そのため、事業実績や今後の成長見込み、取引先の信頼性を説明できれば、審査においてかなり有利です。

さらに、法人口座を開設する目的を明確に証明できれば、再申し込みでも受け入れてもらえる見込みは十分にあるでしょう。

目的では、「資金の管理」や「取引先との決済」といった具体的な内容を示しましょう。

 

健全なビジネスを運営していると証明する

法人口座を開設する際は、健全なビジネスを運営していると証明しましょう。

例えば、納税証明書を提出すれば、しっかり税務申告を行っていると証明できます。

数字やグラフを用いた事業計画書があれば、将来の展望が現実的だとアピールできるでしょう。

このように、健全な運営がされているとわかるよう、書類等を準備してから再申し込みするのがおすすめです。

 

まとめ

法人口座の開設には、必ず厳しい審査があります。

中には、口座の開設ができず「作れないとどうなるの?」と不安を抱えている方もいるでしょう。

確かに、口座開設できないと事業の信頼性低下、資金管理の複雑化、税務監査でのリスクといった複数のデメリットが発生します。

しかし、口座開設ができなくても事業展開は可能です。

再申し込みもできるので、今回ご紹介したポイントを押さえてチャレンジしましょう。

受け入れてもらいやすい銀行口座を選ぶのも有効なので、「GMOあおぞらネット銀行」や「住信SBIネット銀行」を検討するのもおすすめです。

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